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メインディッシュはフレンチフライ

新宿三丁目のブルックリンパーラーがボクを呼ぶ。

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新宿にあって渋谷のような大箱のカフェ。果たして「渋谷のような」というフレーズが、褒め言葉なのかそうじゃないのかは微妙なところ。
中身がなくて格好ばかりの空虚な感じ…、それが渋谷のようなの意味だったりすることもあるけれど、ここの渋谷的は「カジュアルですべての人に博愛主義的自由な空気が流れてる」の意味。

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そのフレーズって、もしかしたらここの近所の新宿二丁目のかつてのムードだったかもなぁ…。だとするならばこの場所にそういうお店ができたことってなんだかステキ。オモシロイ。
かつて週末となればなかなか着席できぬ人気の店だった。今の時期にはいつもすんなり案内される。テーブルは半分ほどしか使ってないから、経営的には大変だろうなぁ…、って思う。しょうがない。

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ランチタイムにいつも用意されてたステックフリットが今では週末だけの限定というのもちょっとさみしい感じ。今日はそれを目当てに来ます。
USのリブ。サラダに飲み物がついてランチのひと揃え。アイスティーをお供に選んで「ストレートで」ってお願いしたら、「氷を入れずにってことですか?」って聞かれてびっくり。「あのぉ、ウィスキーじゃないんですけど」って言ったらお店の人がハッとして大笑い。なんだかたのしい昼のこと。

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しばらく待って、大きなタンブラーにぎっしり氷を入れたストレートアイスティーがめでたく到着。小さなサラダをむしゃむしゃ食べて、そしてメインがやってくる。

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自分の脂でてかてか輝くリブロース。
脂はきっちり切り取られていて筋もきれいに引かれてる。
だからナイフを入れるとスパッと切れます。
脂の強くてやわらかい部分と、筋肉質で脂をほとんど待たない部分の両方一度にたのしめる。

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ナイフ、フォークはあっちにいったりこっちにいったり。
塩がしっかりほどこされ、粒マスタードをほとんど使わず味わえるのにうれしくなっちゃう。
そうそう。
焼き加減は聞かれません。聞かれたとしても「おいしいように」ってお願いをする。すると大抵ミディアムレアからミディアムに仕上げてくれる。こういう肉はレアで食べるより若干熱をしっかり加えた方がおいしく感じるものです。今日もそう。

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肉をひたすら切っては食べて、やっとメインディッシュにありつきます。
ステーキの下にたっぷりフレンチフライ。その量、おそらく大きなじゃがいも2個分ほどで量もおいしさも堂々としたメインの風格。ちなみにパンは必要ないからついてきません。
サクサクしていて塩がしっかりきいていて、食べはじめるととまらない。油がじゃがいもの繊維の中に忍び込み、中の水分を蒸発させて揚がってる。だからこれを食べるということは油を食べるということなんだろうけど、おいしいんだからしょうがない。

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このフレンチフライ…、好きだったなあ。ここのと千駄ヶ谷のグッドモーニングカフェのフレンチフライはときたまわざわざ食べに行こうかってにんまりしながら行っていたほど。ビールのつまみに最高だった。今日は我慢でアイスティー。


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