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神田まつやの天なんばん
淡路町の「神田まつや」でお昼。人気の店です。おやつどきにしてほぼ満席。
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インバウンドさんが3割くらいはいらっしゃいましょうか…、英語のメニューと首っきり。思う存分なやみながら注文を決めていくのがほほえまし。
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お店の人は「ご注文がお決まりの方から伺います」といいながらテーブルの間を歩いてる。いつも「天南ばん」と決まっているからそう伝え、しばらくのんびり。
10分かからずやってくる。
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そばの上に天ぷら、長方形に整えられた白ネギ、柚子の皮がひとかけ。ネギは別添え。おいしい香りの湯気がもれなくついてくる。
まずはズズッと汁を吸う。
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醤油の風味がくっきりしていて、しばらくすると出汁のうま味に置きかわる。最後にスッキリとした酸味を残して消えていく。いつものおいしさ…、ホッとする。
そしてそばをズズッとひと口。ばっさり歯切れてちらかっていく潔さ。
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特徴的なのが天ぷらで、天ぷらそばにくらべて、エビは小さい。エビのサイズは中指くらい。一尾づつ天ぷらにしてそれを三尾ならべて衣でまとめて筏にしたてる。
天ぷらとしてはちょっと控えめ。けれどど天かすとしてなら最高級。
衣がたっぷり。しかもエビの天ぷら同士をつないだ部分は薄くてもろく、汁を吸い込みたちまち壊れる。壊れてそれが散り散りになり、汁の上を漂いながら麺にからんで口の中へとやってくる。
どっしりとした濃いめの汁に天ぷら油のコクが混じってますますどっしり。揚げた油のこうばしさが出汁の風味を膨らます。
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スルンスルンと食べすすめ、食べ終わる頃合いをみて蕎麦湯が来ます。かけ汁も蕎麦湯で割って飲むのがここのスタイル。醤油の香りや味が薄まることで出汁のうま味をこころおきなく味わえる。ネギもくわえて風味ととのえゴクリと飲んだ。オゴチソウ。
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