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料理、お好み2種で昼。アスパラ豆腐を追加する

ひさしぶりに銀座の「ざくろ」。

銀座四丁目の銀行ビルの地下一階。すっかり夏の日差しがギラギラ眩しくて、ビルに入るとホッとする。
エスカレーターで地下に降りるとひんやりとしたすずしい空気。

開店と同時にお店に入り、入口近くのこじんまりしたホールのテーブルをもらって座る。目の前に小さな壺。上の棚にはしゃぶしゃぶ用の真鍮製の鍋が置かれて、キラキラ眩しい。
同じ眩しさでもギラギラとキラキラじゃぁまるで意味が違うんだよなって思ってニッコリ。
何種類かの料理の中から好みを選んで組み合わす「お好み和定食」を選んでたのむ。
いつもは3品たのむのだけど、今のお腹には2品くらいがぴったりで真鯛のサラダと牛のバタ焼を選んでたのむ。トマトサラダに汁にご飯に漬物がつき1900円と手頃な値段。ここのアスパラ豆腐が大好きで、それも追加でお願いしました。

しばらく待ってテーブルの上に料理が徐々にそろってく。アスパラ豆腐にトマトサラダがまず並ぶ。

並び終えたお店の人が「お好きでらっしゃるんですね」って言う。
「ええ」と答えたら「お料理をご覧になって表情が明るくなられたので、そう思いました」ってニッコリ答える。
そうか…、なるほど。
2年たってやっとおいしいものを目の前にして自然と顔がほころぶようになりました。

卵豆腐の中にホワイトアスパラガス。酸味控えめのマヨネーズと一緒に食べると口のすみずみがなめらかになる。

刻んだセロリの香りがおいしいトマトサラダは、醤油風味のドレッシングと一緒にスプーンですくって食べるオキニイリ。

ひと足遅れて鯛のサラダがやってくる。

薄造りにした鯛の刺し身に23品目の野菜を使ったゴチソウサラダ。
胡麻ドレッシングをほどよくまとった葉野菜はシャキシャキ、とてもみずみずしい。
トマトや硬めに茹でたブロッコリ。
ブラックオリーブと食感、味わいにぎやかで鯛の刺し身はカルパッチョのごとふるまうステキ。

サラダを3分の1ほど食べたところでメインのバタ焼き。牛ロースを薄切りにしてバターで炒めて仕上げた料理。焼きしゃぶみたいな仕上がりで、出汁のきいたタレに浸して食べるというもの。

なめこと豆腐の赤だしにきゅうりの漬物、ざくろ名物の鯛味噌がついてお昼のひと揃え。目にもおいしいオゴチソウ。

鯛の刺身をご飯にのっけて包んで食べる。

軽く熱の入った鯛の切り身はむっちりとして風味も華やか。
牛のバタ焼きには細く刻んでお酢で洗ったホースラディッシュが添えられている。ツーンっと鋭い辛みとお酢の酸味がおいしく、それそのものがご飯をおいしくするオゴチソウ。

牛肉にたっぷりのせるようにしてタレにひたして食べると脂の甘みが引き立つうえに後口スッキリ。
サイドの茹でたキャベツはキュッキュと歯茎をくすぐるような食感、そして甘みがおいしく、バターで炒めたほうれん草にキャロットグラッセと洋食的なるラインナップ。どれもが丁寧に作られていて野菜でお腹が満たされていく心地よさにニッコリしました。オキニイリ。


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