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外食産業の人たちとゆくゴキゲンなアメリカ①

今日は海外外食産業視察であったゴキゲンな出来事の話。
日本にいると気づくことがない飲食店とお客さまとの関わりの本質が学べたりするのが海外研修旅行のいいところ。
飲食店をこころおきなくたのしむために知っておかなきゃいけないことのヒントもあれやこれと書いてみました。

毎年、ハワイで研修旅行を開催していた時期がありました。
4泊6日。大型バスにゆったり乗れて、4人がけのテーブル8卓分の32名で1グループ。
最盛期には6台分を前期後期に分けて案内するのが年に一度の大仕事だったのです。
ボクは何人かのスタッフと数日前から先乗りし、現地のコーディネーターと一緒に訪問先の店舗や企業と打ち合わせして受け入れ体制を整える。
そりゃ、大変です。
だってレストランに1度に何十人もの人がやってくる。
しかもコミュニケーションのおぼつかない人たちが何十人もですから大変。

メニューをコピーさせてもらって説明書きをつけたり、お店によっては何組づつかに分けてお店に入ってもらう工夫をしたりと、まぁ、毎年やっていればそういうノウハウは徐々に蓄えられていくものです。

参加者に事前配るハンドブックも充実してた。
視察の心得というよりもハワイという場所をたのしむためにしなくちゃいけないことがメインのハンドブック。
だって、インサイダーとして飲食店を勉強しようと思ったところで数日間で叶うはずもなく、お客さまとしてアメリカのホスピタリティを感じてもらうのが主な目的とボクらは思っていたから。

ボクを含めて先乗りスタッフはホノルル空港の外で待ちます。
団体旅行客がでてくる出口の前で参加者を出迎えるんですネ。
はじめての海外旅行の人も少なからずいて不安そうに出てくる人たちに「お疲れ様でした」と声をかけるのも仕事のひとつ。
イミグレーションが混み合っても大体30分ほどでみんな出てくる。
ところがあるとき待てどくらせど6人ほどが出てこない。
グループのしんがりを務めるうちの社員が血相変えて飛び出してきて、「大変なことになってます」っていう。


ご一行さま、別室へどうぞ…、そして小一時間

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