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オージーなメキシカン、アメリカンなチャイニーズ

ときおり無性に食べたくなるのがメキシコ料理。
そういうときはたいていいつもレストラン的料理じゃなくてストリートフード的なものを食べたくなる。
「グズマンイーゴメズ」に行こうと思って渋谷。

今日も陽気なおじさん2人の絵に出迎えられる。右側のおじさんがタナカくんにちょっと似ていて、「元気でやってる?」って声をかけてお店に入る。
随分にぎやか。
渋谷の町の外れにあっていつも空いてた印象があった。ところが今日はほぼ満席。好きな店が流行ってくれるのはうれしいコトです。
エンチラーダが最近のオキニイリ。
ブリトーにチーズを乗せて焼き上げてワカモレ、サルサをかけて仕上げてくれる。
メインの具材を鶏肉、豚肉、牛肉、牛ひき肉やグリル野菜から選べるようになっていて、今日は牛肉。
ちょっと時間がかかります。

ソースや薬味で自分好みの味にととのえるのがたのしいお店。コリアンダーにレッドオニオン、ハラペニョをとって食べる準備をします。
出来上がった料理はテーブルまで運んでくれる。

ハーフサイズでもずっしり重い。ワカモレの緑にトマトの赤、溶けたチーズの明るい黄色。南国色が食欲誘う。

コーンチップがサイドを飾ってひと揃え。
コリアンダーやレッドオニオン、ハラペニョちらして食べる準備ができあがる。

プラスティックのナイフを当てる。
トルティアにススっとナイフが入って切れる。
分厚くしかもしっとりしていて、口溶けの良いコーントルティア。
中から具材が溢れ出してくる。
雑穀米に豆に牛肉。ドレッシングであえられているからしっとりしていてまとまりがよい。
トルティアと一緒に食べるとむっちりとした生地と一緒にとろけて口の中がにぎやかになる。生地のなめらかと具材のパラパラ感がよきコントラストにてニッコリします。

3種類のソースで辛味や風味をととのえることもできるんだけど、今日は薬味を思う存分たのしむつもり。
コリアンダーやハラペニョを追加してくとサラダみたいな見た目になってく。

モサモサシャキシャキ、コリアンダーが奥歯で壊れそこにワカモレやサワークリームのぽってり感が混じってとろける。
台湾料理やアジアの料理によく使われるコリアンダーも、トマトやワカモレ、ハラペニョと一緒になると赤道直下の中南米を思い浮かべる。オモシロイ。

そういえば甘味調味料をほとんど使っていないんですネ…、トマトや豆の自然な甘みをたよりに味ができてる。
好きだなぁ…、たくさん食べても食べ飽きない味。健康的にも感じてたのしい。
破裂するように膨れて仕上がったコーンチップスがまたおいしくて、最後は砕いてエンチラーダの上にパラッ。一緒に食べると口の中が騒々しくなる。気持ちもお腹も満ちるゴチソウ、オキニイリ。


渋谷のミヤシタパーク。
できたときにはぼんやりした施設だなぁ…、と思っていたけどしっかり集客ができるようになったみたい。
渋谷駅前にできる高層ビルの中のお店は高級ブランドばかりが目立ち、かつての渋谷らしさはまるで感じられない。
onじゃなくてoffな感じ。
カジュアルでど真ん中じゃなくて端っこみたいな感覚のものやお店が渋谷の町の本当の持ち味。ミヤシタパークにくるとそういうムードを感じられるのがいいんでしょうね…、ボクも好き。
個性的なお店が集まるフードホールもにぎわっている。パンダエクスプレスがオキニイリ。

主食と主菜をひとつずつ箱に詰めてもらえるボウルをたのむ。
主食はフライドライスとミックスベジタブルを半分づつ。
主菜はオレンジチキンで都合3つの料理が箱に収まる。
アルミのお皿をもってきました。

ボックスの上に皿をおきひっくり返して、そっと箱を持ち上げる。
中身がゆっくり姿をあらわす。

一番下に収まっていたのがフライドライス。
だからそれが一番上にのっかって、箱の形のままに見事に角張っている。野菜にオレンジチキンの順番に積み重なっていて、ゆっくり倒れながら崩れてく。

くっつき合っていたご飯の粒が崩落していくさまは儚くなのにどこか艶っぽくってウットリします。さぁ、食べる。

フライドライスのご飯はパラパラ。
グリーンピースにニンジン、それから卵が具材。調味料をしっかりまとって口の中でパラッと散らかるにぎやかさ。

ミックスベジタブルはキャベツ、ニンジン、ブロッコーリーにズッキーニ。塩でしっかり味がきまってニンニクたっぷり。
シャキシャキがあったりザクザクがあったり、食感たのしく食べごたえがある。

オレンジチキンは安定の味。
ガリッと揚がった鶏肉にオレンジ風味の甘酢餡。酢豚のような味わいでけれど軽やか。後口スッキリ、オキニイリ。

フォーチュンクッキーがついていました。
おみくじみると「行く手には幸せが待っています」財布に入れて帰りましょ。


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