朝のベックス。まもなく終わるベッカーズ
四谷駅のベックスで朝。四谷駅には本格的な駅ビルのほかに小さなビルがポツンとひとつ。
改札口を覆うようにできた建物で、改札口以外にあるのが「ベックス」。
JRグループのファストフードのチェーン店。
朝食営業をやっている。
朝食メニューはトースト、サラダにホットドッグと絞り込まれて選びやすい。ソーセージポテトなんてちょっと変わったメニューがあってそれを選んでアイスコーヒーをお供にしました。
ちょっと待つ。
ひっきりなしにお客さまがくる。
ほとんどの人が飲み物だけで、出勤前の時間調節、あるいは待ち合わせに重宝されてるような感覚。
5分ほどで料理は完成。
5分が長く感じる店とあっという間に感じるお店があってここは長く感じる。
キッチンが見えないことと、後から来る人にどんどん商品提供を追い越されるってストレスが5分を長く感じさせているんでしょうネ。
一階が厨房、客席数席だけで階段上がった2階に広い客席ホール。
大きな窓の外から広がる景色が独特。
四谷の駅の周りは空が広いんです。
江戸城の堀を埋めたて作った低地にテニスコートや鉄道資材の置き場があって、背の高いビルがないから郊外にいるような気分がしてくる。
悪くない。
さてホットドッグ。
…、というか具材を挟んでプレスしながら焼き上げた様子はすっかりパニーニです。
表面にパリッと焼き上がり噛むともっちりとろける感じ、歯応え、口溶けの両方が同時にたのしめ、なかなかうまい。
ソーセージがプチッと歯切れ肉汁じゅわっ。
その肉汁を茹でたじゃがいもが受け止めて口の中でとろけてく。
オリーブオイルの香りがフワッとするの…、おそらく茹でたじゃがいもを潰してオリーブオイルと塩で風味をつけているんじゃないかなぁ。
やさしい味わい。お腹も満ちる。
アイスコーヒーの味もほどよい。
悪くないなぁってちょっと思った。便利でほどよくいいお店。
ところで「ベックス」。
はじまりは「ベッカーズ」。
かつて首都圏に40店舗を超えて展開していたハンバーショップがまもなく静かに幕を閉じます。
ロイヤルホールディングスの野望の跡地
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