カレーにとんかつ、ネギたっぷりな名古屋飯
ちょっと歩いて東新宿の駅直結のイーストサイドスクエア。
超高層のオフィスビルとマンション、商業施設で出来上がっている再開発エリア。飲食店が建ち並ぶ場所はアントニガウディが作りそうな、曲線だらけの不思議空間。
いつもはガランとしているのに雨がぱらついているからでしょうか…、あちらこちらに人がたむろしていてにぎやか。
名古屋に本拠地をもつ「若鯱家」があり、そこでランチにしようと思った。
ときたま無性に名古屋的なるカレーうどんが食べたくなる。
ぽってりとしたカレーにむっちりとした太めのうどん。塩を使わず叩いて鍛えたうどんならではのスベスベしていて、もちもち歯ごたえあるのに決して粘らぬ感じが噛んで味わうにふさわしい麺。具材はかまぼこにネギとシンプルで独特の味のカレーを思う存分たのしむ趣向のオリジナル。
胡椒やカイエンペパーで辛味が整えられていて、舌はヒリヒリしないのにあとからあとから辛さが口のすみずみから湧いて出てくるような味わい。出汁も濃厚。お腹がたのしく汗をかく。
天ぷらや野菜、エビフライなどいろんなトッピングを選べるのが名古屋的でもあって、とんかつを乗せて食べるのがボクは好き。
パン粉をぎっしりまとわせてラード混じりの油で揚げたどっしりとした味のとんかつ。そのどっしりに負けないカレーの味わいに、奥歯が沈むほどにコシがしっかりとした麺。重たいトッピングが沈まずぷかぷか浮かんでるさまがなによりも好き。
今日は刻んだネギを追加でもらった。みずみずしくて軽く辛味をもったネギ。それをカレースープとからめて食べるとシャキシャキ冷たいカレーが口の中で壊れる。舌もリセットされておいしい。オキニイリ。
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