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アイスクリームのやわらかさが絶妙。アフォガートプリン
〆に歩いて「オールシーズンズコーヒー」までくる。
今日はプリンを食べてやろう。せっかくだから「アフォガートプリン」にしようと思ってそれをたのんでマキアート。
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四谷三丁目に支店があった頃にはなかった商品です。プリンの上にアイスクリーム。上にパラっとエスプレッソの粉をほどこしそこにはカラメルが沈んです。
ソースがついてて、エスプレッソとキャラメル味が選べるという。タナカくんなら間違いなくキャラメルソースを選んだろうな…、って思ってキャラメルソースを選ぶ。カウンターに座って待ちます。10分ちょっと。
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タナカくんは呑兵衛だった。
でも甘いものも好きだったなぁ…、ボクにはお酒用の別腹と甘いもの用の別腹があるんだよなんて言っていたもの。
晩年は飲んでもおいしくないんだよネってお酒を飲まなくなったけど、甘いものだけは食べられた。
本当は食べちゃいけなかったんだろうけど、うれしそうな顔して食べるから家にはお菓子がいつもたくさんありました。
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さてアフォガートプリンとマキアートがやってくる。
冷やされ霜が降ったグラスにプリン、それからアイスクリーム。
ソースを注ぐとアイスクリームの上を滑るようにして垂れ下がる。
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みているだけでもうおいしい。スプーンを入れるとアイスクリームはやわらかでプリンを潰さずスプーンが入っていくのにウットリ。
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そしておいしい。舌にのせるとアイスクリームが口を一瞬ひんやりさせるも、たちまち溶けてソースのようになっていく。
カラメルソースにアイスクリームのバニラの香り、乳の旨みがプリンを覆っておいしくしていく。
しかもなめらか。舌を上顎に軽く押し付けるだけでつぶれてく。
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よろこんだだろうなぁ…、亡くなってからひとりで食べた料理の中で心から食べさせてあげたかったなぁと思う料理がいくつかあって、これもそんな風に思える料理。
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残ったカラメルソースでマキアートの泡の上にハートマークを描こうと思って注いでみたけど、失敗しちゃった。
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ご愛嬌。ゴクンと飲んで、気持ちをそっとあっためる。
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