四ツ谷の鎮守の例大祭
Facebookの「過去の思い出を振り返ろう」というノーティスをたどって昔の今日の投稿を見てたら6年前の今日。
近所の須賀神社の例大祭の写真が出てきた。
境内いっぱいに露店が並び、近所の人が集まってにぎやかだった様子が伝わる。
実は、須賀神社に来たのはその日がはじめてだった。
大きな通りから路地に人が吸い込まれていく。なにごとだろう…、とついていったら旗や提灯が並んでて、その日が祭りとはじめてわかった。
長い階段を揚がった先に神社はあって、境内の能舞台では神楽が奉納されたり、祭り太鼓のパフォーマンスがあったりと、近所にこんなお祭りがあるんだなぁ…、ってタナカくんとふたりで感心してみてた。
そしたら長崎くんちの龍踊り(じゃおどり)がはじまったのにはびっくりした。
四谷に龍踊りの保存会があってそれでここのお祭りでずっと奉納されてるんだとわかった。
たしかに四ツ谷の駅前に長崎の物産館があったりして、長崎出身のタナカくんは「何かの縁があるんだねぇ」って言って懐かしがってた。
このときの写真の中にTシャツ姿のタナカくんが写り込んでる。なんだかスゴくなつかしっくって、調べてみたら今年の例大祭はひさしぶりに露店が出てるというので来てみた。
境内にぎっしり露店。
露店の種類も6年経てば様変わり。
鳥の鉄板焼の屋台があったり、ドネルケバブの屋台があったり。
とはいえ人気はやはり焼きそば、たこ焼き、かき氷。綿菓子の屋台は出てなかったなぁ…、代わりにりんご飴の屋台が人気を集めてた。
能舞台では囃子が奉納されていました。獅子頭もキレイに磨かれお神酒と一緒に飾られている。
ただ龍踊りの奉納はなし。
時節柄しょうがないけどちとさみしい。
そういえば、街の角々にそれぞれ町内の神輿が置かれているけれど、神輿をかくのはまだ無理で神輿をのせた軽トラが路地を回って景気づけ。来年は普通の祭りにもどればいいなぁ…、って思ったりした。
お祭りの露店の中でタナカくんが一番好きだったのはじゃがバター。
今日はそれを食べて偲んだ。
大きなせいろがドンッと置かれて湯気がずっと噴き出している。たのむとレバーをグルッと回してせいろを持ち上げ中から一個、ふかしたじゃがいもを取り出しお皿にのっけて切って、サッと手渡す。
味噌やバターやマヨネーズ、塩に胡椒がおかれてて好きに味付けして食べて…、っていうスタイル。味噌バタマヨをドサッとのっけて芋に全部をのっけてパクリ。バターのコクに味噌の風味が混じって芋をおいしくしていく。
ラムネを一本、ゴクリと飲んで昔のことをなつかしむ。
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