愛すべき名優クラッシャー、沢口靖子
何十年も演技を続けていながら一向に上手くならない俳優さんっているんですね。
続けるうちに変な癖がついて「臭い演技」しかできなくなった、例えば相棒俳優なんかよりは微笑ましくて、ボクは好き。
演技を磨かなくても仕事を続けられた演技力の超えた魅力があってこそ。
中には「上手くならない才能」が備わっているんじゃないかしらって思うほどに堂々とした大根っぷりに惚れ惚れする人もいたりする。
沢口靖子がそういう愛すべき人のひとり。
彼女の場合、デビュー当時の演技があまりに「あれ」で、それに比べれば随分上手になったなぁ…、と思えぬこともない状況。
ヒット作、科捜研の女シリーズで演じているのが「榊マリコ」。
だからもう他人のように思えぬほどに気になる存在。
初主演作話からスタートしましょう。
1987年公開の「竹取物語」がその作品。
見るつもりはなかった映画と運命的に出会っちゃったの…。
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