炒めスパゲティの最高峰を築地で食す!
ひさしぶりに「フォーシーズン」。スパゲティーの朝にする。
築地の町にはインバウンドさんが溢れはじめた。
実際に買い物をする人は少なそうだけど、にぎやかなことはステキなことです。
お店に入ると先客ひと組。しばらく静かだったけどそれから続々、お客様がやってきてお店はたちまち満席になる。
人気のお店。
和風スパゲティをたのんでのんびり。まずはサラダがやってきてそれをシャキシャキ食べて待ちます。
ここのBGMは昭和歌謡。
お店に入ったときには山口百恵の「曼珠沙華」が流れてた。長い間、歌ってないなぁと思ってたら荒井由美の「海の見える午後」がはじまった。歌い続ける人の歌って懐メロにならないんだなぁ…、今でもみずみずしくて絶えずアップデートされてるように聞こえる不思議。鼻歌歌う。
厨房からおいしい匂い。
ジューッと最初は湿った音。
それがゆっくり乾いた音に変わっていって、ジャッジャッジャッジャッと炒める音が小刻みになる。
ガコンガコンと鍋が五徳にぶつかる音がして出来上がり。
お皿の上には千切りの大葉と刻んだ海苔が山盛り。下には醤油色したスパゲティー。
しっかり炒めあげられていて、ところどころに焦げ目がついて仕上がっている。フォークでくるんと丸めてパクリ。
もっさりと乾いて噛みごたえがあるのが独特。
硬めに茹でた麺をしばらく休ませて乾燥させて焼くからこういう乾いた食感になるんだろうと何度も真似てやってみた。けれどこれほど歯ごたえたしかでバッサリ歯切れる感じにはならなかった。唯一無二のオゴチソウ。
玉ねぎ、ピーマン、ウィンナー、薄切りにしたしいたけと具材たっぷり。どれもこんがり焼き目がついて、中でも玉ねぎがシャキシャキ歯切れる感じがたまらない。
ほのかに甘い醤油味。赤唐辛子の辛味がじんわり。
そこにタバスコ、パシャリパシャリとたっぷり注ぐ。辛味よりもタバスコ独特の酸味や香りが炒め油をさっぱりさせておいしくなるのがオキニイリ。
モサモサするのは麺だけじゃなくフォークにたっぷりからみつく千切りにした大葉もモサモサ。そのモサモサが不快じゃなくて噛むたのしみになっていくのがオモシロイ。
麺より具材が残っていくのがスパゲティーの不思議なところ。シャキシャキたまねぎと焦げたウィンナー、プルプルしいたけと最後に残った具材もキレイに食べる。満ちました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?