ボールパークドッグはビールと一緒に食べたくなる…。
新宿御苑の近所にあるタリーズ。
比較的古くからあるお店のひとつで、数あるタリーズの中でものびやかな空間といい新宿御苑を間近に感じることができるロケーションといい、格別に気持ちいい店。
ずっと前からオキニイリ。
食後のお茶を飲もうと思ってやってくる。
来るたび、タリーズの店先は騒々しくなっている。コーヒーの専門店であることに違いはないのだけれど、アイスクリームに力を入れたり、サンドイッチにスイーツ。パスタにパンにブラウニーとフードメニューへの注力ぶりは半端ない。
タリーズ=コーヒーというイメージがまだあってくれるからいいのだろうけど、その前提を棚上げすれば何屋かわからぬ混乱ぶり。
スターバックスとの差別化の中で、結局、彼らがやらぬコトを一切合切引き受けました…、という感じ。しょうがなかったに違いない。中でもホットドッグはわざわざ「ボールパークドッグ」と名付けて、名物料理に仕上げようと一生懸命。ひさしぶりに食べてみる。
ボールパーク…、つまり野球場。そこで売られるホットドッグをイメージしましたということなんでしょう。確かに野球場で食べるホットドッグは不思議とおいしい。ビールのお供にもいいし、ソーダドリンクとの相性もよい。ただホットドッグと一緒にコーヒーを飲もうって具合にはなかなかならない。コーヒーを売りたいタリーズ的にはいささかなやましいところ。
プレインドッグにケチャップ、マスタードが別添えで左右に細かくちらして仕上げる。
ソーセージはおいしい。けれどパンのペトペトした食感がちょっと苦手。パンの風味や噛みごたえ、味はおいしい。でもソーセージより威張った感じがするのがもったいない。風味豊かなアイスラテはスターバックスより好きかもしれない…、オキニイリ。