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シナモントーストで朝のお腹をあまやかす

「亜麻亜亭」で朝。

バイオリン作りの名手、アマティ家の名前にちなんで「アマティ」と読む店。だからいつも弦楽系のBGMが流れてるんだけど、今日は珍しくモーツアルトのピアノ曲。
なんだかちょっとよそよそしいような気持ちがするのがオモシロイ。
大テーブルにクリスマスツリーが置かれていました。

決して大きくはないけれど、空気、気持ちがはなやかになる。
そう言えばコロナ以前と今と比べて、クリスマスツリーを飾る施設やお店の数が少なくなった。
すべてにおいて節約ムード?なんだかちょっともったいない。
モーニングセットをたのみます。

730円でトースト、サラダ、ゆで卵。飲み物が選べるだけじゃなくてトーストもプレーン、シナモン、チーズの中から選べるのがいい。シナモントースト選びました。

飲み物の選択肢がこれまた多くてコーヒーだけでも8種類。ハーブティーまで含めてなんと18種類。
そもそも喫茶店ならばその気になれば、どこでもこういう魅力的なサービスをできるんだけどなかなかしない。
面倒だから…。朝食セットは早く出さなきゃいけないから…、とできない理由はいくらだって考えられる。でもすればいい理由はひとつ。お客さまをよろこばせるため。それがやっぱりむつかしい。

苦味ブレンドを選んでたのむ。深煎の豆をたっぷり使ったフレンチローストタイプのコーヒー。深い苦味に反して酸味はおだやか…、飲みやすい。

メインの料理が運ばれてくる。
レタスとトマトの野菜サラダ。エッグスタンドに収まる大玉ゆで卵。
6枚切りのシナモントーストがお皿にぎっしり並んでにぎやか。
それと一緒に紙おしぼりがもう一本。

着席直後、おひやと一緒に紙おしぼりが運ばれてくるから、都合2本が並ぶ贅沢。
しかもどちらも分厚く上等。こういうところもボクは好き。

野菜サラダをまず食べて、茹でた玉子の殻を剥く。

まだほんわかとあったかで、コンコン、殻でテーブルたたきヒビを入れたらそっとやさしく剥いていく。
今日はびっくりするほどスルンと大きく剥けて白身もすべすべのまま。塩をパラリとふりかけて、ムチュンと食べてシナモントースト。

バターをたっぷり塗ったところにシナモンシュガーをほんの少々。シナモンの香りはするけどグラニュー糖のジャリジャリ感もむせ返るようなシナモン臭もないのが残念。
昔近所にあった「楡」って喫茶店のシナモントーストはほぼ真っ黒で食べるとジャリッとグラニュー糖が砕けて口が痛くなるほど。コーヒー飲むとシナモンコーヒーを飲んでるみたいな感じがするのが好きだった。

ホイップクリームとはちみつが添えられていて、それらで好みの味にととのえ食べる提案なんでしょう。ホイップクリームをのせるとシナモンロールのような味わい、食感。はちみつかけるとシナモンの香りが一際強くなるのがオモシロイ。


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