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今日は中野でグッドモーニング

散歩の目的地のひとつでもある千駄ヶ谷のグッドモーニングカフェ。
支店がいくつかあって、そのひとつが中野にある。

駅の近くの中野セントラルパークと名付けられた公園に面したビルの一階。
千駄ヶ谷のお店は新宿御苑が借景で、ここはセントラルパークの中という贅沢さ。
雨がしのげるテントの下がテラス席になっていて、天気がいいときはワンちゃん天国なんです…、ってお店の人がニッコリ微笑む。お店の中からも公園の緑が間近で、気持ちがのびのび、おだやかになる。

ショーケースを境目にして厨房とホールがシームレスにつながる店内。厨房は見えはするけど目の前というほどの近さでではなく、なのに卵が焼ける音と一緒においしい匂いもやってくる。

フライドエッグとソーセージ、サラダにスープの朝食セット。

トーストした山形パンに飲み物がついて750円という、ほどよい値段。
玉子はひっくり返さず白身がかたまるように焼いてとリクエスト。
これが見事な焼き加減。

黄身はぷっくら盛り上がり、白身の縁はチリチリ焦げて仕上がっている。まるで黄金色のレースのような仕上がりで、父はこの状態の目玉焼きが大好きだった。
黄身をチョコンと引っかいて、傷をつけたところに醤油を垂らしてパクリ。どんなホテルのレストランでも同じように注文をして同じように食べていた。

サラダはたっぷり、ソーセージも皮がパリッと焼けていてほどよい状態。悪くない。
パンも独特。

粗い仕上がりの生地の小さな山高パンで、こんがりトーストされている。表面サクサク、芯はふっくら。焼き加減は上々で、けれどいささか甘くてまるで菓子パンみたいな仕上がりなのが今っぽい。

黄身にナイフをあててスパッと切るととろりと流れ出す。昔は苦手な半熟の黄身。今ではパンにまとわせ食べて濃厚味を堪能できる。

アールグレイのアイスティーもたっぷりとした量。のんびり食後をたのしんだ。


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