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寒い一日。さみしい気持ちを銀座ウエストであっためる。

気持ちがちょっと弱々しくて、こんなときには銀座ウエストで気持ちを明るくしなくちゃネ…、って思って銀座にやってくる。

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疲れた心にはカサカサだったりギラギラだったりは毒になる。「キラキラ」としたモノや空気でココロをなだめて潤わす。銀座ウエストは治療薬。
トーストセットにアールグレイのアイスティー。
サラダと茹で卵がついていて、朝のお腹をよろこばすのに十分すぎるオゴチソウ。

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ミントの香りがさわやかなタオル生地のおしぼりに、小さなピッチャー、お冷のグラス。トースト用にお好きなものをとカゴに入ったジャムに蜂蜜。マーマレードと蜂蜜を選んで朝のはじまり、はじまり。
最初のひと皿がやってくる。

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ベビーリーフにトマトにすっきりとした酸味のドレッシング。素材の持ち味を殺さぬほどよき分量で、なによりトマトがカリッと硬い。しっかりとした酸味と甘みにみずみずしさで朝のお腹がパチッと目覚めるオゴチソウ。

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殻を剥いてエッグスタンドに収めた茹で卵。
おそらく玉子サラダ用に時間をかけて休ませているのでしょう…、白身から水分が抜けてムッチリとした肉感的な噛み心地。
塩の器が親指大のかわいいサイズ。
パラリと塩をほどこして、パクッとちょうど食べ終わったタイミングにてトースト登場。

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バターをたっぷり塗り込めたほどよき厚さのトーストが前歯をカサッとくすぐりながら溶けたバターが舌を潤す。

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マーマレードをたっぷりのっける。苦味と酸味、なにより柑橘系のさわやかな香りがおいしくバターや焦げた小麦の風味、旨味をひきたてる。

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トーストの最後のひと切れはお菓子的にとお皿にひいてた紙ナプキンをとりのぞきひと口大にちぎったところにハチミツたっぷり、とろりとかける。指でつまんでお皿の上のハチミツぬぐい、パクリと食べると甘くてしょっぱく、しっとりしていてカサカサでもある。気持ちが潤うオゴチソウ。

藤色のカーディガンを着たおしゃれなおじいさまがいらっしゃった。
いつもお座りになってらっしゃるお席が奥にあるようで、向かうもそこはうまっててボクの向かいの席に座ってコーヒーとリーフパイをたのんで新聞を読んでいた。
しばらくしていつもの席が空席になり、スッとそちらに向かって歩く。
お店の人は咎めるでなく、おじいさまが向かうテーブルをテキパキ片づけ、それまで座っていた席を何事もなかったかのようにキレイに直す。

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それらすべての仕事がドタバタもせず粛々と。見ていなければ気づかないほど流麗にしてうやうやしくて、疲れた気持ちがうるおいました。アイスティーをおかわりしたらしばらくぼんやりいたしましょう。


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