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トラジの葉菜の3980円

昨日は年に一度の「1129」つまり、いい肉の日。
その日が終わる直前に、あぁ、そうだったと気づいてそれで今日を代わりの焼肉の日にした。
西新宿。ラーメンメッカの小滝橋通りにある「トラジ葉菜」。

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ウェブで昨日急いで予約。ちょうどほどよい時間の席が空いていて、一緒にオーダーバイキングのコースをたのんだ。
用意されてた席は居心地のいい掘りごたつ席。3980円で101種類の料理をたのむことができるコースにする。500円安くて、かわりに50種類の料理からしか選べぬメニューも用意されてて、500円くらいの差だったらと、聞けばほとんどの人が3980円のコースを選ぶというコトらしい。選択肢は用意した。けれどほぼ一択の選択肢というところが上手。飲み放題も追加しました。飲み、食べる。

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これを食べてから好きなものを注文して…、という必ず出てくる最初の盛り合わせ。
豚バラ肉に牛タン、カルビとそれぞれ一人1枚、あるいは2枚程度でほどよい分量。
まず牛タンをたのんでみる。

基本、一人前が3切れ。
愛と友情が試される店だなぁ…、と思った。
偶数で割り切れぬ枚数がお皿にあると、必ず一人が譲るやさしさを発揮する。
もうひとりはその優しさを甘んじて受け入れる勇気を持たなきゃいけない。
つまり愛と友情さ…、なんて言いながら譲り合って食べてたら隣にやってきたカップルが全部2人前づつたのんで食べてた。
愛と友情、やさしさと勇気よりきっぷの良さがすべてを解決するのかなんて思って笑った。

牛タン、ハラミ、ロースにカルビ、それにホルモン類と肉の種類は決して多くはないのだけれど、タレに塩ダレ、黒味噌、辛味味噌とタレの種類が豊富。しかも肉に直接揉んだりしないでかけただけで提供する。
それでしっかり味が整う、タレの作りの巧みなことに感心します。手間も省けてだからテキパキ、肉が出てくる。気持ちいい。

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薄切りのカルビは焼くとクシュッと縮んで、風味を整えるために酸味をくわえたタレにくぐらせ食べる趣向。
塊ごと提供して焼いてハサミで切って食べるダイヤモンドカットだけはタレに漬け込み、味がしっかり染み込んでいる。
網の真ん中で表面こんがり焼き上げて、切ったら端の弱火のところで休ませ味わう。
レアがおいしい。
サラダもキムチもナムルもとらず、ひたすら肉を焼いてたらやっぱり野菜が食べたくなった。
野菜を焼きます。
焼き野菜なんてこうして焼いて食べるのはめったにないこと。
ナスにかぼちゃにネギにニンジン。かぼちゃの甘みさが案外おいしくニッコリしました。

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アルミホイルの箱にのっけたスイートコーンにバターをのっけて焼いてパクパク。甘くて旨い。
タン塩用にと小さなフライパンに刻んだネギがたっぷりはいってやってくる。塩ダレと一緒にコトコトあっためて焼けたタンにのっけて食べる。韓国海苔をお供にパリパリ、口直し。

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500円安いコースの食事類はほぼ白米。高いコースはスープや麺類、ご飯類が多彩にそろう。食事類は案外手間のかかる料理でそれも高さの理由のひとつになってるんでしょう。

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石焼きビビンパをたのんで仕上げる。スプーン2つを使って最初に卵の黄身を潰してご飯にまんべんなくまぶして混ぜる。ぐるぐるはなく、スプーンで具材やご飯を持ち上げ、ヒックリ返してまた持ち上げてを繰り返す。空気をたっぷり含んでご飯がパラパラになって仕上がっていく。

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味噌が辛くてのっけたナムルの味もしっかりしていて旨い。韓国海苔を揉んで加えて風味もおいしい。ユッケジャンの小さなスープでお腹あったか。腹いっぱい。


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