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1000軒目にして10軒目のリンガーハット

羽田にできたばかりのリンガーハット。

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赤い翼の第一ターミナルの地下、食堂街の一角にある。
リンガーハットプレミアムという名前で、最近ゆっくりとしたペースで増やしはじめている上等ライン。
この店で10軒目になるんだという。

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店入り口の柱には「1000th store since 1974」と書いてある。
創業以来1000店目!
現在1000軒あるということでなく、あくまで作った店が累計1000軒。様々な業態を取り混ぜ現在800店舗ちょっとだから、造っては壊し、壊しては造るの繰り返しで45年。
女性向けのリンガールだとかエブリボウルだとか、女性向けコンセプトを途中試すもどれも失敗。それぞれオモシロイ業態で試行錯誤で完成させようと努力すればモノになったかもしれぬアイディアだった。けれどリンガーハットというモデルがあまりに効率的で完成したものだったから、少々の成功は失敗でしかなかった…、のだろうとボクは思う。

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リンガーハットという名前の店が生まれたのが1977年。100店舗になるのに8年かかり、そこから900軒作るのに34年しかかからなかった。
チェーンストアは店を増やすことでしか生き残れない。見方を変えれば増やしやすいコトしかできないかわいそうな存在なのかも…、って思ったりする。ただ誰でもできそうでいて誰も気づかなかったコトに真面目に取り組みしっかり仕組みにできると強い。この店をみてそう思った。

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店に入ってびっくりするのが生ビールサーバーがレジ脇に目立つように置かれていること。
そしてそれがしっかり稼働していること。場所柄ということもあるでのでしょうけれど、入り口目の前にあるビアサーバーの効果は大きい。
餃子を置けばラーメン屋さんでもビールが売れた時代は終わった。イマジネーションをかりたてるようなプロモーションに乗ってくれるほどいまのお客様は敏感でなく、バンっと目を刺すようなモノでもなくては気付いてくれない。…、のかもしれない。勉強です。

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プレミアムである理由はイカゲソとアサリ、うずらの卵が具材に加わったこと。単においしくなったと言わぬところがまたいい工夫。

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野菜たっぷりちゃんぽんを麺少なめでお願いすると、野菜を食べても食べても麺に辿りつかないほどに野菜がたっぷり。スープはほどよくコクがあり、ただやっぱり途中で飽きてくる。そこで用意されてる調味料。柚子胡椒味と生姜味のドレッシングソースをかけて味変。香りおいしく程よい酸味で油がすっきりしてくる。つくづくこれって音サラダのスープかけだよな…、って思う。悪くない。

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厨房の中ではチャーハンを自動で作る調理器が2台。フル回転で回ってました。科学の力でできた料理も決して悪くはないのかも…、と思うもやっぱりこれはチャーハンじゃなくチャーハン味のご飯の料理。しめて1000円ちょっとの値段に免じてよしとする。


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