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ステーキから生まれてステーキよりおいしいハンバーグステーキ

せっかく千駄ヶ谷まで来たから近所で時間を潰して昼ごはん。「CHACO あめみや」にやってくる。

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ホール内に置かれた暖炉で仕上げる塊肉のステーキで有名な店。昼はステーキになるはずだった肉を豪快に使ったハンバーグが気軽な値段で食べられる。
ロッジ風にもカントリースタイルにも見えるいわゆるアメリカ的なステーキレストラン。本場差ながらの低い照度に背中が伸びる。

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まずはサラダ。霜が降るほど冷やした器にレタスにトマト。フレンチドレッシングにサウザンアイランドドレッシングがソースポットにたっぷりと。サウザンアイランドドレッシングはぽってり濃厚でかけるというよりのせて食べる感じでうまい!冷たくてパリパリ口を騒々しくする野菜の状態も一級品。

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ランチのメニューはハンバーグかステーキだけ。
ハンバーグだってハンバーグステーキだと思えば、肉の形状の重量の異なるステーキをたのしませてくれる店…、ということになる。
そしてここのハンバーグはとても独特。
ステーキ用の塊肉を手切りでこまかく切り分ける。牛肉の繊維と脂とタンパク質が互いにくっつき合う力を使って形をキレイに整える。
真ん中にくぼみをつけて炭で焼き、バターをのっけて出来上がり。焼けた鉄板の上でジュージューグツグツしながらやってくる。

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ナイフに伝わる感触はステーキ的です。
断面の色合い、質感、状態も赤身のステーキを見ているようで口の中でもとてもやわらかいステーキを食べるような気持ちが続く。豊かな肉汁、炭で焼かれた脂の風味。ヒレステーキのやわらかさとリブアイロールの脂のうま味を集めて一つの塊にした。そんな感じにうっとりします。

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肉汁をつめて仕上げたグレービーソースがまたおいしい。デミゴラスソースのように美味しすぎず押し付けがましくもなく、おいしい肉の持ち味を引き立てご飯のおかずにしてくれる。
サクサクとした食感と自然な甘みがおいしい焼きとうもろこし。
サクッと歯切れるキャロットグラッセ。皮と一緒に食べると口の中でマッシュポテトのようになってとろけるベイクドポテト。どれもメインのハンバーグを引き立ておいしくしてくれる見事な相棒。ハフハフフーフー、あっという間にお腹の中にキレイにおさめ、いつもの食後のお楽しみ。

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イチゴのアイスクリームをペロリ。洋白の足高の器にはいってくるのを見るだけで気持ちがパッと明るくなります。オキニイリ。


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