見出し画像

手づかみできるボロネーゼ

テクリテクリと歩いて10分。「グッドモーニングカフェ」で朝。

右手にずっと新宿御苑を見ながら歩く。木々の葉っぱの色が深みを増してきて秋を感じる。
なにより耳に秋の気配が入ってきます。葉っぱが擦れる音だとか、ときおり聞こえる虫や鳥の鳴き声が夏のそれとは違って感じる。
もう10月ですものね。
そろそろ来年のことを考えはじめる時期です。気持ちが急ぐ。
お店はにぎやか。壁際、窓際のいごこちのよい席はすべて埋まってて7割方といったところでしょうか。
お店の人の数も多くて、コロナの頃を忘れてしまえる。

今日はちょっと変わったものを食べてみようと「ボロネーゼと3種のチーズのホットサンド」をたのんでみます。
ここのラザニアはおいしいの。
粗挽き…、と言うかぶつ切りにした肉がゴロゴロ入っててボロネーゼのスパゲティーをシートパスタで作ったみたいな味わいと贅沢感がある料理。
それを食パンに変えて作ったような料理で、何年か前に食べたときにびっくりした記憶がある。アイスティーをお供にたのんで待ってる間もニコニコしちゃった。

お待たせしましたやってきた今朝のメインのやはりおいしげで迫力あること。
ニッコリします。
こんがり焼かれたブリオッシュ生地の食パンにたっぷりどさっと粉チーズ。
サイドにサラダ。
サラダを食べつつパンの表面をじっくり観察。

焼けたパンから細かな棘のようなものが生えてる。
フレンチトーストによく見る焦げて縮れたディップ液と同じ状態。
ただのトーストじゃないんですよね。
フレンチトースト仕上げのブリオッシュ!フォークでパンの表面を叩くとポンっと乾いた鈍い音がする。

パンに間から溢れ出してくるミートソースにたっぷりチーズがからんでて、見れば見るほどパンで作ったラザニアって感じにウットリします。

サクッとパンは歯切れます。表面は乾いた感じで、なのに生地そのものはしっとり、ふっくら。食感軽やか。
ミートソースとチーズがとろけて口の中がなめらかになる。

トマトの風味、酸味に甘み。肉の味わい、コツコツ奥歯を叩いてクチャっと潰れる食感。焦げた脂の香ばしさ。軽い渋みが味をひきしめ焼けたチーズのコクが混じってなんとおいしい。
かなりのカロリーに違いなく、でも朝のカロリーは新しい日をはじめるためのエネルギー。…、って言い訳しながらバクバク食べる。

朝の時間はコーヒー、紅茶がおかわり自由。アールグレイのアイスティーを2回おかわり。のんびり過ごしてさぁ、歩く。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?