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ホガラカなひとりごと

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ホガラカに考え、ホガラカに感じたことを素直に伝える。 つぶやきもあり、意見めいたこともあり。思いついたことをランダムに…。ゴチャゴチャでワチャワチャをおたのしみください。
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2023年11月の記事一覧

お泊りデートとシンデレラのガラスの靴

昔、「2丁目のほがらかなひとたち」というほぼ日のコンテンツで「シャンプーがキッカケで破局してしまった」って話をしたことがあります。 つきあおうかなぁ…、と思っていた子がボクの家に2度目のお泊まりをしたときシャンプーを持ってきたんですネ。 過敏症だからこのシャンプーじゃなきゃいけないのって無邪気にもってきたシャンプーがポンプサイズだったんです。 「このサイズ?」って驚いたら、お得だからと答える。 しかも着替えの下着や靴下が何組か入ったカバンも持ち込んで、翌日、それらを残したまま

アメリカのオムレツ、アメリカのパンケーキ

アメリカは朝食用の卵料理の宝庫。 卵は朝に食べるもの…、って思っているんでしょうね。 とにかく食べる。 アメリカの朝ごはんといえば「シリアル」か「卵料理」。 映画やドラマを観ていると「シリアルばかり食べてちゃダメよ」ってママが子供に言うシーンがよく出てくる。 量もとにかくたっぷりで、目玉焼きは卵2個が普通だけれどオムレツやスクランブルエッグは卵3個で作らなくっちゃ気がすまないほど。 種類も多い。 朝食時間帯から営業しているレストランは決して珍しくなく、いくとびっくりするほど

ひとりで食べるということ

ふたりでいると当たり前だったことが当たり前じゃなくなる。 生活をともにしていたパートナーをなくすということはそういうことなんですね。 タナカくんをなくして3年以上がたってもさみしい気持ちがおさまらない。 特に「食べる」ことを思う存分たのしむことができなくなった。 特に夜の外食をほとんどしなくなっちゃった。 ひとりの外食がすべてさみしくというわけではないのネ。 ひとりで朝ごはんや昼ごはんを外食する人は多い。日本料理、フランス料理、中国料理にイタリア料理と業種を問わず、そこが

愛すべき名優クラッシャー、沢口靖子

何十年も演技を続けていながら一向に上手くならない俳優さんっているんですね。 続けるうちに変な癖がついて「臭い演技」しかできなくなった、例えば相棒俳優なんかよりは微笑ましくて、ボクは好き。 演技を磨かなくても仕事を続けられた演技力の超えた魅力があってこそ。 中には「上手くならない才能」が備わっているんじゃないかしらって思うほどに堂々とした大根っぷりに惚れ惚れする人もいたりする。 沢口靖子がそういう愛すべき人のひとり。 彼女の場合、デビュー当時の演技があまりに「あれ」で、それに

若尾文子を語る

昭和の美人女優を挙げろと言われれば5本の指に若尾文子の名前が挙がる。 美人ですもの。 それに若い頃の彼女は「コケティッシュ」という言葉が似合う役を好んでやっていた。 これがゲイの気持ちを鷲掴みするようないい演技っぷり。 それも好き。 コケティッシュ。 英語にすればcoquettish。 なまめかしいとか色っぽいとかという意味で使われる。 ただ「セクシー」直接的な色気じゃなくて、思わせぶりな色気を感じる。 マダムじゃなくてマドモワゼルって感じがするの。 コケティッシュっ

ベンチャーズとクリスチャンラッセン

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男も化粧をすなる令和の日本は平安時代

最近、化粧をしている男の子が増えた。 K-Popの世界では当たり前だし日本のアイドルでも増えている。 昔からファウンデーションをほどこすくらいは当たり前だったのだろうけど、最近の男子メークは目と唇がかなり入念。 特に紅い唇は誰に何を発信しようとしてるんだろう…、って気持ちがザワつく。 男の化粧が今はじまったわけじゃない。 例えば平安時代の貴族は男も女も化粧をしてた。 平安時代。 優美な文化に溢れた時代のように思えて、優雅をたのしむことができたのは上流階級だけにして、庶民は

味噌汁は味噌の汁なのか、味噌と汁なのか

浅草で今、一番人気のお店といえば「MISOJYU」ってお店。 味噌汁が売り物の店で朝から行列が絶えない店です。 行列を作るだけあっておいしい。 味噌を味わうというよりも具材の持ち味をたのしませる「野菜の料理」のような仕上がり。 こういう味噌汁があってもいいよなぁ…、って思わせる。 具材を味わう味噌汁がある。 出汁をたのしむ味噌汁もあり、味噌を飲むという趣向の味噌汁があったりもする。 味噌汁っていろんな解釈ができる料理なんですね。 味噌汁の話をちょっとしてみましょう。 な

ホルン吹きに恋した少年

ジョーズのテーマソング。 映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズの代表作のひとつでもある名曲中の名曲。 この緊張感。 なにものかが水の底をうごめき姿を現しそうでいてなかなか姿を見せぬ恐怖を見事に表現しているように感じる。 ただこの曲。 ストラビンスキーの「春の祭典」に似てるんです。 ドボルザークの新世界に似ていると言う人もいるけれど、春の祭典も負けず劣らず。 部族の争い。 怒る太陽神。 その怒りを収めるために乙女を生贄にする祭り。 おどろおどろしき世界を描いたバレー音楽です