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ホガラカなひとりごと

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ホガラカに考え、ホガラカに感じたことを素直に伝える。 つぶやきもあり、意見めいたこともあり。思いついたことをランダムに…。ゴチャゴチャでワチャワチャをおたのしみください。
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2023年3月の記事一覧

桜散る今日、明日でおわりの瓢箪

桜の季節、四ツ谷から市ヶ谷に向かう散歩は心地よい。 旧外堀に沿って続く小高い土手にできた道。周りに大きな建物がなく空が広くてスカンと抜けた感じが都心にあって珍しく、その両側には桜が並ぶ。 近所に住んでいた頃は夜桜みながらぶらぶら歩いたものでした。今も夜の花見で人気があるのでしょう…、ところどころにごみ収集のエリアがあってその分別が7種類にもおよぶところに感心します。 桜の花は散り際がよい。若い頃は枝に必死にしがみつくようで潔くない…、椿の方がいいじゃないかなんて粋がって

かつての銀座の底力

銀座という町。 かつておそらく世界で最も恵まれた町だったと思う。 交通の要であって、にもかかわらず電車はすべて地下を走って無粋な駅舎が地上にはない。 専門店がある。 百貨店もある。 ブランドショップもあるけれど、昔からの暖簾を守るここにしかない店もある。 高級なレストランから上等な店、そして大衆的なお店までおいしいものを探すのに苦労せぬ町。 町からちょっと歩くとそこには築地という世界一の河岸があり日本中からおいしい素材が集まってくる。 日本中から集まってくるのは生鮮食品だけ

おいしいものを知ってる人よりうつくしく食べる人になりたい

とある町にオキニイリのスパゲティ専門店がある。 JRの駅の駅前。飲み屋街のビルの2階。 人気の店で、平日の昼は近隣の勤め人がおしよせるから忙しない。 土曜日は比較的ゆったりできて、行こうかなぁと思うのだけど、行けばかなりの頻度でとある御仁に出会ってしまう。 食べ方が下品な人。 小さなお店、 だからどこに座っても彼の気配を感じて、食事に集中できなくなっちゃう。 だから土曜にいくのはためらうようになっちゃった。 結構、有名な人でらっしゃる。 大手出版会社の名物社長。 グルメを自

ゲイのお化粧…、お髭のハナシ

歌舞伎町に「お通」という雑炊専門店がある。 宮崎に本店があって自然志向の調理法で作る体にやさしい料理が自慢。 24時間眠らぬ町のリズムにあわせて、24時間眠らぬお店。 朝早い時間に行くと、朝が夜中のおねぇさんやおにぃさんが夜食を食べてる。 徹夜で稼いだ〆の食事です。 疲れたお腹にやさしい雑炊。 不摂生をこれで帳消しにするつもりなのかと遭遇するたび思ったりする。 おにぃさんの中にはこれからアフターの同伴にでかけるツワモノもいて朝から一生懸命化粧直しをしてらっしゃる。 ホス

ディズニーとLGBT

ディズニーランドが大好きと言うわけじゃない。 ニコニコでゴキゲンであることを強要されるがごときキラキラ世界がどちらかといえば苦手な方で、日本のディズニーリゾートにはほとんど行かない。 ディズニーシーの開業に際してちょこっと仕事をしたものだから、招待されてタナカくんと行ったきり。 アメリカ人を必死に真似する日本人ってカッコ悪いね…、なんて悪口言ってそれでもアトラクションはしっかりたのしみ写真も撮った。 ミッキーさんに手をふられると、つられて笑顔で手をふり返し「結局嫌いじゃない

韓国クラブの不思議

おじさまたちが舌足らずなカタコト日本語をしゃべる韓国女性に日本語を教授しながら、ささやかな国際親善を行う場所。 韓国クラブ。 歌舞伎町がそのメッカ。 父は歌舞伎町の韓国クラブのスポンサーをしていたことがあって、もろもろ雑用のためにボクもしばしば出入りしていた。 それはそれは不思議な世界で、とても独特。 思い出しつつ、書いてみました。 区役所通りの大久保より

なぜだろう、なぜかしら

なぜ? 子供たちはなにかにつけて「なぜ?」と言います。 うんざりするほど「なぜ?」「どうして?」をくりかえしながらさまざまなものを学んでいく。 「なぜ」の答えをひとつ知るごとに大人になって、いつのまにか「なぜ」と思うことをやめてしまう。 好奇心のかたまりが常識のかたまりになってしまうことで、つまらない大人として歳をとってく。 「なぜ?」って思い続ければいつまでも若くいられるんじゃないかなぁ…、って60過ぎてしみじみ思う。 そういえば「ほがらかなポータル」は「なぜと答え」