解答・解説速報 第36回社会福祉士国家試験 社会調査の基礎
問題84
次のうち、統計法における基幹統計調査として、正しいものを1つ選びなさい。
1 社会福祉施設等調査
2 福祉行政報告例
3 介護サービス施設・事業所調査
4 労働安全衛生調査
5 国民生活基礎調査
解説
基幹統計は、公的統計の一つになります。
公的統計には、基幹統計と一般統計があります。
統計法第2条には、基幹統計の定義があります。
・国勢統計(総務省による)
・国民経済計算(内閣府による)
・行政機関が作成する統計のうち重要なものとして総務大臣が指定する統計
厚生労働省が作成する主な基幹統計は、人口動態統計、患者統計、国民生活基礎調査、社会保障費用統計など
基幹統計調査ですが、国の基本となる特に重要な統計を作るための調査ということで、 「基幹統計調査」と呼んでいます。
国民生活基礎調査は、 厚生労働省が1986年、昭和61年から、全国で実施している基幹統計調査になります。
調査事項は、世帯の構成、国民の保健、医療、福祉、年金、就業、所得などの国民生活の基礎的な事項を調査するものです。
調査の間隔ですが、毎年簡易な調査を行いますが、3年に一度大規模な調査を行うこととされています。
選択肢5が正しい。
問題85
社会調査における倫理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 社会調査の対象者の抽出では、住民基本台帳から制約なく個人情報を閲覧できる。
2 調査の協力は自由意志であるので、対象者への調査に関する説明は不要である。
3 社会調査では、対象者に調査協力の謝礼を渡すことが不可欠である。
4 調査前に対象者の協力同意書があっても、調査の途中又は調査後の対象者からのデータ削除要請に応じることが求められる。
5 仮説に反した調査結果が出た場合、調査結果の公表を差し控える必要がある。
解説 難易度2
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