2021年へ延期の五輪が中止なら、晴海フラッグはどうなる?

新型コロナの世界的収束が見えません。
アメリカと西ヨーロッパはハッキリと下火になりつつあるのが分かります。しかし、南米では急激に感染者が増加中。ロシアも危険水準に達していますね。
中国は収まったことになっていますが、あの国の言うことは信用できません。

日本はもうすぐ終わりそうです。というか、感染者数も致死率も大騒ぎするような水準ではありません。今の対策は、私に言わせれば大げさすぎます。

さて、我々日本人にとって気になるのは2021年夏にずれた五輪です。本当に開催できるのですしょうか?
日本国内の受け入れ態勢は問題ないとしても、感染エリアからの入国に対してどのような対策を取るのか、何も決まってはいないのが現実。
選手村でクラスターが発生したらどうするのか?
五輪を観ようと、あるいは自国選手を応援するために大勢やってくる外国人をどのように受け入れるのか?
そういったことを考えると約1年後に東京で五輪を開催するのはかなり困難に思えます。おそらく、不可能でしょう。

では2021年に開催できなければ、2022年へと再び延期するのでしょうか?
IOCのバッハ会長は「それはない」と言明しています。多分、1940年に続いて「幻の東京五輪」になるのでしょう。
多くの人にとっては残念ですが、今のところそう考えるのが最も現実的です。

では、日本が準備した五輪のための様々な施設はどうなるのでしょうか?
国立競技場など、当初からレガシーとして残すものは問題ありません。江東区有明などに「仮設」で作られた競技場はどうなるのでしょうか? 多分、泣く泣く取り壊しでしょう。
中央区晴海に出来上がった選手村はどうなるのでしょうか?
あれは「晴海フラッグ」という分譲マンションに生まれ変わる予定です。
2019年には早くもその販売が始まり、すでに900戸弱の契約が終わっている、ということになっています。

今でさえ、晴海フラッグは販売活動を再開できていません。
その理由は多分、「今後のことが見通せない」からです。
2021年夏に確実に五輪が開催されるのなら、その後の予定が立てられます。終了後に中身をすべてマンション仕様に作り直すのです。そもそも、予定通り今年の内に五輪が開催されたのであれば、2023年の春から購入契約者に引き渡しができる予定でした。

ご存知の通り五輪開催は1年延期となりました。
2021年の開催が確実なら「2024年引渡し」といった予定が立てられます。
しかし、本当に2021年に延期開催されるかどうか分かりません。
仮に、これもなくなって「幻の五輪」になったら、それはそれで予定が立てられますね。ところが、それも今のところどうなるのか分かりません。
言ってみれば「宙ぶらりん」状態。

仮に2021年の五輪開催も中止で「幻の・・」になった時、
・この晴海フラッグが今後どうなるのか?
・そして、この先どう評価されるのか?
・10年先はどういう位置づけの中古マンションになっているのか?
・資産価値はどうなるのか?
・この先、残りの3000戸超はどうなるのか?
・将来的には坪単価いくらの中古マンションになるのか?

こういったことについて、私なりに考え、大胆に予測をしてみました。
楽観もせず、悲観もせず、ただただ現実的に考えてみました。
しかし、未来のことが分かるのは神様だけ。
私の予測通りになる確率なんて半分もないと思っています。
それでもご興味のある方は以下をお読みください。
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