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プレミアエンテイ

 こんばんは、SAKAKIです。久々の投稿になります。先日開催されたCL2023愛知の抽選に運良く当選したので、当日使用したデッキと対戦結果について書いていこうと思います。初めてのCL出場でしたが、いつも通り環境デッキは握らずに突っ込んでいくあたり、頭おかしいなと思ってしまいますが、環境デッキの巣窟であるCLという場においても、それなりに勝ち星を挙げることができたので、マイナーデッキが好きな方はぜひ最後までお読みください。

1.使用デッキ

デッキコード:nH6HnL-zl6tId-g6gnQN

1.1 デッキ名

  ”プレミアエンテイ”

1.2 デッキ選択理由

 さて、皆さんはサッカーのワールドカップはご覧になりましたか?ABEMA のおかげでほとんどの試合を見ることが出来て、非常に興奮しました。特に決勝戦は激熱でしたね。日本代表の試合も選手が良かっただけに、いろいろと見せ場があって楽しめました。そんな日本代表の中で最も輝くを放っていたのは誰でしたか?ブラボーじゃなくて、三笘薫でしたよね。WC以来、三笘所属のブライトンと冨安所属のアーセナルの試合をチェックするのが週末の楽しみになっています。レベルの高いプレミアリーグで活躍する彼らの力を借りれば、きっとCLで良い成績を修めることができると考え、2人を招集することにしました。
 ということで、エースバーンが2枚入ったデッキを構築することにしました。また、その相棒にはプレミアリーグのロゴに似ているエンテイを選択しました。


 というのは半分後付け設定で、しっかりと環境デッキの特徴を分析して、攻撃の軸となるポケモンを選択しました。

1.3 攻撃の軸

エンテイV

 雷軸のデッキに”ライコウV”を採用している方々はお分かり頂いていると思いますが、環境デッキの多くは”バトルVIPパス”を採用しており、ベンチに沢山ポケモンが展開される機会が多いです。そのため、結構簡単に技”バーニングロンド”で220ダメージを出すことが出来ます。”ミライドンex”や”ギラティナV”等のHP220のポケモンを一撃で倒すことが可能な点は評価すべきでしょう。
 また、技に必要なエネルギーが軽く、スタジアム”マグマの滝壺”と入れ替え札があれば、後攻1ターン目から攻撃が可能です。”ラルトス”等のポケモンexの進化元や”キュワワー”等のシステムポケモンを簡単倒すことができるので、サイドレースで有利を取れる可能性が高い。
 さらに、HP230は耐久値として非常に優れています。先に紹介した環境に多いポケモンはHP220であるため、それを意識した構築しているデッキが多いと思われます。具体的な例を挙げると、ウッウの技”おとぼけスピット”を2回、ルギアVの技”ストームダイブ”を1回耐えることができます。場に残る機会が多くなることで、サイドレースを有利に進めることができるだけでなく、特性”しゅんそく”の試行回数も増えるため、盤面の安定性も増します。また、ポケモンex登場以降、どうぐ”こだわりベルト”の採用枚数は減少傾向にあり、それも追い風となっています。

いちげきのエースバーン

 特性”かじばのパワー”によって、ゲーム終盤に高火力を叩き出せるポケモンです。最大300ダメージとなるため、特性"サイコエンブレイス"で自傷した”サーナイトex”、”こだわりベルト”を付けて330ダメージが出せるようになると、現レギュレーションに残る全てのポケモンVを一撃で倒すことができます。
 また、ゲーム序盤からベンチに展開することで、相手に大きなプレッシャーを与えることができます。エースバーンのHPはそこそこ高いこともあって、序盤から倒すとなると非常に多くのリソースが要求されるため、ゲーム終盤の息切れが期待できます。エースバーンを倒すタイミングとして、サイド残り枚数が2か3枚の時が最適と考えられますが、倒されたとしても、サイドが1枚しかとられないため、再び逆転に向けて盤面を整理する猶予を残すことができます。
 さらに、このエースバーンも技に必要なエネルギーが少なく、”マグマの滝壺”があれば、盤面に出したターンに攻撃することができます。ゲーム終盤の攻撃時に、あまり多くのリソースを必要としない点は評価できます。

かがやくリザードン

 技”かえんばく”の250ダメージは、たねポケモンのポケモンexを一撃で倒すことができます。また、”こだわりベルト”を付けることで全てのポケモンVSTARを一撃で倒すことができます。”マグマの滝壺”を活用することで、エンテイVが1体倒された直後から攻撃することも可能であるため、ポケモンexやVを主体とするデッキに対してサイドレースを有利に進められます。”かがやくリザードン”⇒”エースバーン”と攻撃のバトンをつなげていくと、徐々にダメージが上がっていく美しいゲーム展開を作り上げられると楽しいです。
 また、このポケモンも特性”エキサイトハート”のおかげで、ゲーム終盤に少ないエネルギーで技を使うことができます。

1.4 デッキシステム

 ”エースバーン”を採用している都合でサポート”マスタードいちげきの型”が使いやすいデッキシステムの採用が求められました。そこで注目したのがこのポケモンです。

 ”ホシガリス”の特性”すあなにかくす”の効果は自身の手札の枚数を大幅に減らしてしまうもので、一見するとデメリットしかないように思えます。

 しかし、この”チルタリス”の特性”いざなうしらべ”と組み合わせると、非常に強力なシステムとなります。”いざなうしらべ”で山札の一番上を”マスタードいちげきの型”に固定し、”すあなにかくす”を使うことで”マスタードいちげきの型”の使用条件を簡単に満たすことができます。これだけでなく、手札をトラッシュすることなく”博士の研究”の使用が可能になります。
 また、”いざなうしらべ”はエンテイVの特性”しゅんそく”とも相性が良いです。

1.6 採用枚数

 ”チルット”の採用枚数は1枚としました。複数枚採用すると、デッキ圧縮の過程で何枚かトラッシュする可能性があります。環境に最も多いと考えられるロスト系のデッキは”やまびこホーン”を採用していることが多く、HPの低い”チルット”をトラッシュに置くことは、サイド複数枚取りされるリスクとなってしまいます。

 しかし、採用枚数を少なくするとサイド落ちのリスクが高まってしまいます。そのリスクをケアするために、”ヒスイのヘビーボール”を3枚採用しました。”チルット”以外にもピン差しのたねポケモンが多いため、そこまで無駄にならないと考えています。

 後攻1ターン目から攻撃可能できた方が、ロスト系のデッキに対して有利になるので、エネルギーの採用枚数は多めの方が好ましいです。その一方で、1ターンに1枚しか手札から出して使えないエネルギーが手札に複数枚含まれると、チルタリスーホシガリスシステムが構築されていない状態で、”マスタードいちげきの型”を使用することが非常に難しくなります。そのため、エネルギー4枚分はエネルギー転送に置き換えて、手札の枚数を減らしやすいようにしました。


2. ゲームプラン 


対ロストギラティナ

 序盤はエンテイVでウッウやキュワワーを倒します。可能であれば”かがやくゲッコウガ”も倒したいです。”マナフィ”+”チルタリス”+”ホシガリス”の合計HPは240で、ヤミラミ2体にサイドを3枚とられてしまいます。できればマナフィをベンチに置きたくないので、”かがやくゲッコウガ”は何とかしたい。
 中盤については、エネルギーの加速が進んでいれば、”かがやくリザードン”で”ギラティナV”を処理するのがベストです。そうでなければ、新しいエンテイVで攻め続け、できればサイド1枚のポケモンを倒しておきたいです。また、余裕があれば、終盤までに”エースバーン”をベンチに出しておきたいです。”チルタリス”は狙われやすく、終盤における”マスタードいちげきの型”の使用は難しくなるからです。
 終盤は、エンテイVを場に出さないよう気を付けて、”かがやくリザードン”と”エースバーン”で”ギラティナVSTAR”を倒したいです。

対ロストバレット

 後半の”ヤミラミ”による”ロストマイン”に備えて、トラッシュにHPの低いポケモンを置かないようにして、”エンテイV”と”かかがやくリザードン”だけで戦うのが望ましいです。適宜”いれかえカート”でHPを回復させて、きぜつさせられるまでのターン数を稼ぎましょう。”ザマゼンタ”や”かかがやくリザードン”など高火力技をもつポケモンを何度も使用されると厳しいため、サポート”ツツジ”は必ず使用しましょう。

対ルギアV

 前半は”エンテイV”、後半は”かがやくリザードン”と”エースバーン”で戦います。ただし、”ルギアV”のデッキは、序盤にポケモンを多く展開しないので、”バーニングロンド”で高いダメージを出すことが見込めません。逆に、”こだわりベルト”の採用がそこまで多くないので、”エンテイV”が一撃で倒されるリスクも低いです。そのため、無理に攻撃するよりも”エースバーン”を場に出すことに集中した方が良いです。”ボスの指令”の採用枚数がはそれほど多くないため、序盤に”エースバーン”を準備しても、倒されるリスクは低いです。

対ミュウV

 炎弱点の”ゲノセクトV”を3体倒して終わりです。”ともだち手帳”で”ボスの指令”或いは”セレナ”を山札に戻せるときに戻しましょう。”ミュウVMAX”を倒せるように”エースバーン”の準備ができればなお良しです。

対アルセウス

 基本的に対ルギアVデッキと同じ対応でOKです。

対サーナイトex ミュウツーV-UNION

 序盤は”エンテイV”の速度を活かして、”ラルトス”を潰していき、相手の展開を遅らせたいです。急に”ガラルフリーザー”の”サイコレーザー”が飛んできて、チルタリスーホシガリスシステムが崩壊させられると厄介なので、特性”なみのベール”の”マナフィ”はしっかりベンチに出しておきましょう。
 終盤に向けて、相手のサイド残り2枚時点で、場に”エンテイV”が残らないようにしましょう。相手のサイド残り枚数が1枚になる状況を作り出すことで、”エースバーン”で”サーナイトex”や”ミュウツーV-UNION”を一撃で倒すことができるようになります。もちろん、終盤までにしっかりとサイドを取り進める必要がありますし、そもそも”サーナイトex”が場に出ていなければ、そこまで考えなくてよいです。


3. CL2023愛知結果

 対戦成績は5勝3敗でday1完走一歩手前でドロップでした。当日の対戦デッキと勝敗について以下に示します。先後や残りサイド枚数についての記憶はあいまいです。すみません。

1戦目 ミライドンex + レジエレキVMAX

 先後:先攻
 結果:種切れ(後攻2ターン目)
 エースバーンのテキスト確認要求:なし

 ”かがやくリザードン”以外ポケモンを展開できずに敗北。今日はダメな日だと悟った。

2戦目 いちげきルギア

 先後:先攻
 結果:勝ち(投了)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 いろいろあって投了して頂いた。盤面的には互角だったと記憶しているが、残りのエネルギーが足りなかったらしい。

3戦目 ロストヤミラミ

 先後:後攻
 結果:勝ち(6-5)
 エースバーンのテキスト確認要求:なし

 プラン通り”エンテイV”だけを展開して戦う。”いれかえカート”で回復できないように、HP満タンの”エンテイV”を呼び出され、”ロストマイン”をされて困ったが、相手の残りサイド2枚時に使用した”ツツジ”が上手く刺さった。

4戦目 アルセウスVSTAR + ギラティナVSTAR

 先後:後攻?
 結果:勝ち(6-4)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 相手の”アルセウスV”がなかなか進化できず、序盤から有利な展開だった。”フルフェイスガード”を付けた”ギラティナVSTAR”が最後に立ちはだかったが、”こだわりベルト”を付けた”エースバーン”がしっかりと決勝点を叩きこんでくれました。

5戦目 いちげきルギア

 先後:後攻
 結果:負け(4-6?)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 こちらの展開が遅かったのがすべて。先攻を取られるとやはりきつい。

6戦目 いちげきルギア

 先後:先攻
 結果:勝ち(6-4?)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 プラン通りポケモンを展開し、そのまま押し通した。

7戦目 サーナイトex(超バレット)

 先後:先攻
 結果:勝ち(6-5)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 ”ザシアンV”をバトル場に居座らせるため、”バーニングロンド”のダメージが確定2発圏内まで上昇させられない手札状況であるように見せかけたり、相手のサイド枚数をコントロールして、"サーナイトex"を一撃で倒せる状況を作ったりと、テクニカルなプレイングをした。”マナフィ”スタートだったのも偉かった。

8戦目 ロストギラティナVSTAR

 先後:先攻
 結果:負け(5-6?)
 エースバーンのテキスト確認要求:あり

 プラン通り進めていったものの、中盤から終盤にかけて重大なプレイングミスをした。サイド1-1-2-2で取り進める必要があったのに、1-1-1-2-で進めてしまった。このサイド3枚目を取ってしまったタイミングで、ベンチに”チルット”を出した。後々、”ギラティナVSTAR”を呼び出すために”いざなうしらべ”が使える状況を作りたかった。相手の場はポケモンで埋まっており、ヤミラミを出すことができない状況だった。そこまで考えていながら、バトル場のポケモンを倒してしまった。5勝目のプロモカードをもらえたタイミングで、油断して適当にプレイしてしまったと言える。

4. 最後に

 初めてのCL参加となりましたが、数多くの真剣勝負を経験出来て、非常に楽しかったです。対戦相手、ジャッジ、運営の皆さんには感謝いたします。現環境で戦えて、ネタ要素も含まれているデッキが構築出来て、満足しているのですが、どうせならday2まで連れて行きたかったという後悔もあります。調整時間をほとんど作ることができなかったこともありますが、プレイングが雑になってしまったことがday1敗退の一番の原因だと考えています。常時丁寧なプレイングができるよう、実戦経験を積んでいきたいです。

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