やる気のない理系大学院生の独り言

少しぼうっとしていたら、初投稿から9ヶ月も経っていて笑えない。

表示された「9ヶ月前」の文字を見て、こんなふうに人生ってあっという間に終わるのかなと、飛躍した考えに至るくらいには焦っている。

自己紹介文に記載していた「理系大学生」の文字をこっそり「理系大学院生」に変えつつ、ポツポツと考えていることを書き留めておきたいと思う。



この9ヶ月の間に、卒業研究発表をし、卒論を提出した。発表当日の朝は、比喩表現とかではなく内臓が口から出そうで、釣り上げられた深海魚の気持ちをしっかりと味わう羽目になった。

実際前に立つと気分は幾分穏やかになったが、「質問するんじゃねえぞ」という眼圧を数百人にふっかける等、全くもって感情は穏やかではなかった。しかしそのお陰か大した質問はされなかった。

このスタンスが研究に携わる者として正しいわけは無いが、穴だらけであることに自覚はあったので、「どうか見逃してください」と願うばかりだった。

こんな情けない報告はまだまだあって、卒論提出の締め切りは23時59分だったのだけれど、私が提出したのは23時54分。
ギリギリでやる気を出す性格を直したいとは思うものの、取り返しのつかない失態をまだ犯したことがないので、自分への甘えが止まらない。誰が愚かな私に痛い目を見させてくれよという気持ち。何様?

4月。花見をした。花見とか花火とかそういうの、あまり好きではない。通りすがりに見かけるくらいがちょうど良いと思ってしまう。

院生になるとなんか後輩がたくさん出来ちゃったりなんかして、少し誇らしい気持ちに…なんて思ったのも束の間、既に、ちょっぴり、面倒い。

メモを取らずに後から何度も同じことを聞いてくる。説明の途中で「はいはいはいはい」と食い気味で遮ってきたくせに理解していない。それに対して、まだ何も知らないのに、意識だけはずば抜けて高い、自意識ライジングニキも大量発生。

まあでも、こういうお年頃よね…なんて自分に言い聞かせつつ全力で笑顔を作り、対応している。マスクをして口元を隠しながら、涙袋メイクを施す時のように目に力を入れている。バレてないはず、多分。

そういえば、3年ほどかかった歯科矯正の器具が先日外れた。月に1回、上の歯と下の歯が当たるだけで激痛が走る日々を乗り越えたことを褒めて欲しい。毎日つけろと言われたマウスピースが不快で悩んでいる。


最近何者かになりたくて困っている。近いうちに何か始めようと企んでいるのでまた報告させてください。


鮫田つぐ

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