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「自主研のススメ」25.オンライン学習会①

妻は友達と一緒に食事にも行けないことに悶々とし「気分が落ちるよね」的なことを僕に話しかけてきますが、十分過ぎるほどzoomで外とつながり、比較的充実した日々を送っているので、僕の気持ちはほとんど変わっていません。
そりゃ、皆で集まって生ビールをくーっと飲みたい衝動に駆られることも時にはありますが、今は家族の時間を大切にする時期なんだと、割り切ってます。できないこと考えても仕方ないですから。。

僕の場合、コロナ禍によって自主研等の活動の場は、リアルからzoomに移行しただけという感じで、活動量はそれほど大きく変化していません。言い換えると、それなりにオンラインを活用しているといえます。

その活用歴によって感じてきた「オンライン自主研等のメリット・デメリット」について、整理していきます。

オンライン学習会のメリット

移動にかかるコスト(お金も時間も)が不要というのが最大のメリットであるのは間違いないですが、その他で僕が特に感じている4点について紹介します。

①開催時間帯制約からの解放
リアル開催の場合、平日の夜18~19時からスタート、又は土日の午後に企画されることが多く、その他の時間帯というと、たまに朝会やランチ会をやっているところがあるという感じでした。
それに対して、オンラインでは平日だと夜21~22時からスタート、土日も今では昼間よりも20~21時からスタートが増えました。これは、移動時間が無いことに加えて、終了後の飲み会も無いことが多いことから、スタート時間が後ろ倒しになってきているようです。また反対に、朝イチでの開催という例もあり、進化の学校は毎週日曜朝7時から開催されています。

こうした時間帯の変化によって起きた最大の効果は、子育て世代の参加がハードルが下がったことです。子どもにご飯食べさせた後や、寝かしつけが終わった後にでも参加できるようになりました。リアル開催時、夫婦間での協力体制がなければ絶望的であったことと比べると、格段に参加対象者を広げることができているといえます。

②大人数に対応可
少人数の場合、今でも適切に換気ができている場であれば、安全に自主研を開催することができます。ここ非常に重要だと捉えていて、コロナで自主研活動が一気に停滞してしまっているようですが、人数に応じた換気がなされているのであればリアル開催ができます。ただ、さすがに終わった後の懇親会はできませんが。。

一方で、大人数での学習会等の開催は、絶望的な状況です。
これまで年1~2くらいのペースで、30~100人規模のイベントを企画してきましたが、この先しばらくは、首都圏で開催することは難しいでしょう。
その理由1つ目は、換気を含めた場所のの問題。
2つ目の理由は、大人数の集客となると、それなりに遠方からの参加者も増えることになりますが、それだけの参加意欲をかき立てるのは、学びに加えて人とのつながりに対する期待値も高いです。
しかし、人とのつながりを促進する懇親会パートは絶対に実施できないことから、結果として大人数の企画は当面の間、オンラインへの代替一択にならざるを得ないかと考えています。

③得意分野は講義形式
情報を蓄積するインプット重視の講義は、ZOOMが得意とするところ。講義を聴くのに加えて、チャット機能を使えば質疑応答も非常にやりとりがしやすいと感じています。

一方、リアルと異なり熱量を伝播させることは苦手です。講義はもちろんのこと、ブレイクアウトルーム使ったワークタイムもどれくらい盛り上がっているのか、隣のルームの声は当然聞こえないので、場の熱狂感のようなものは生じづらいです。

ただ、今回このnoteを書くにあたって振り返ってみると、こんな環境にあっても、心に揺らぎが生じたこともありました。
僕の場合、複数の登壇者の掛け合いが絶妙過ぎたとき(流山のKさんと生駒のOさん、諫早のMさんと大刀洗のMさん・・ってみんな女性だ!)や、音楽付で感動的な映像が流れたとき、なんか心にグっとくるものありました。そう考えると、コンテンツ次第では参加者に熱量を届けることができる。ただ、そのハードルはリアルの場よりも高くなっている、と整理できます。

④工夫すればワークもできる!
zoomの機能として、[画面共有]→[ホワイトボード]を使うことで、ワークで交わされる発言を可視化し、残すこともできます。ただ、このホワイトボード機能は簡易的であるので、アイスブレイク等短い時間での活用には適していますが、ガッツりとワークするのであれば、僕はMiroをオススメします。これまでこのnoteでも紹介してきた「進化の学校」ではMiroを使ってワークをしていまして、オンラインであってもワークが成立することを経験できています。なお、Miroは付箋の移動はもちろんのこと、付箋同士を線でつなぎ合わせることなんかもできるので、リアルで使用する模造紙と付箋の組み合わせの上を行くかも知れません。まだ、Miroを触ったことがないのであれば、まずは体験されることを強くオススメします。

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ここまでオンライン学習会のメリットについて記してきたので、ここからはデメリットについてお伝えしたいところですが、文量が多くなったのでデメリットについては次回の紹介とします。

なお、その紹介の中で詳しく記しますが、オンライン学習会はリアル開催と比べて決定的に欠けている点があるのも明白です。まあ、みんな気づいていることでしょうけど。

オンラインの壁を乗り越えられるか?

その”リアルと比べて決定的に欠けている点”は、どうやったらオンラインで埋め合わせることができるか?
メンバーとして参加している関東自主研サミット実行委員会では、その課題解消に向けて話し合ってきました。
そして、僕らなりに作りこんだプログラムによるオンラインイベントを、9月23日に開催します。

「第7回関東自主研サミット」
第1部では、コロナ禍であっても上手く活動を継続しているグループの事例紹介として、小美玉オフサイトミーティングの中本さん、そしてK33ネットワークの片山さんから、最近の活動についてお話いただきます。

第2部では、ブレイクアウトルームで分かれたワークを用意しています。リアルに負けないワールドカフェを目指したワークです。これ、皆さんに体験してもらえたらなと。

そして、最後はお約束の交流パート(オンライン飲み会)。
ここでも、リアルに近づけるような仕掛けを考えています♪

自主研活動をやっている、まだやれてないけど興味ある方という方いらっしゃいましたら、活動のヒントや、実践者同士のつながり、さらに対話によるモチベアップなど期待できますので、ぜひご参加ください!


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