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「自主研のススメ」43.サミット開催

2023年11月25日の午後、横浜山下公園の前にある神奈川県民ホール大会議室において、関東自主研サミット2023を無事に開催することができました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

早速ではありますが、今回自主研サミットを開催することで得ることができた、僕なりの気づきについて今回は共有します。

1.新しい自主研情報

コロナ禍以降、自主研活動も自粛ムードが漂う中、唯一活動の息吹を感じられたのが茨城県南部で、小美玉オフサイトミーティングをはじめ、複数の自治体において自主研の報告がなされていました。それ以外のエリアでの自主研情報が我々のネットワークに引っかからなかっただけというのもあるでしょうが、まあそんな状況でした。
そんな中、参加への声かけをしているなか、埼玉県内の複数の市で新しい自主研が立ち上がっているという情報が入ってきました。今回のサミットには諸事情が重なりそれらのグループからの参加者はいませんでしたが、それでも埼玉県は自治体数が多い(神奈川が33なのに対して、埼玉は63!)だけに他にも立ち上がっているかもしれません。
そんな、新しく立ち上がったグループで横の交流を図ることができれば、切磋琢磨しながら活動のヒントの共有やモチベの維持につながるだろうなと感じました。

2.多様な運営手法

第1部では、運営手法が全く異なる3団体の事例を紹介してもらいました。それぞれの運営の特徴は以下のようにまとめることができます。

・沢山のメンバーがいて、学習会は発案者がこの指とまれ方式で企画。
・数人の運営者が自主研を企画し、興味ありそうな人に参加を促す方式。
・レギュラーメンバーが交替で学習会を企画するとともに、毎回参加。準レギュラーは興味のある会だけ参加可。

一口に「自主研」といっても、運営手法このように様々です。各地で自主研立ち上げようと考えた際には、これらをサンプルモデルの一つとして捉え、自分達にあった運営手法を選択されるとよいですね。

第1部の活動事例紹介

2.火がつきやすい職員の見分け方

自主研サミット第2部のクロストークの中で得られたヒントとして、若いうちから活動する人の共通点に、学生時代のボランティア活動がありました。湿っている木よりも枯れている木の方が火が点きやすいように、学生時代にボランティア活動をしていた若手がいるという情報が入ったら、その彼・彼女に声をかけると、自主研の仲間獲得の成功確率が高まるかもしれません。
また、役所で働き始めてからでも市民協働等の部署に配属され、地域の皆さんとたくさんの対話を積み重ねるのも火が点きやすい要因の一つになるようなエピソードがありました。自主研との親和性が高い”対話”の経験値が高まることや、地域をより良くしようと自主的かつ積極的に活動される市民と接することで、自分達もできることをやっていきたいと考えるようになるのかも知れません。

第2部クロストーク

3.人との交流は手段に収まらない?

もう一つ、クロストークで得られたヒントを紹介すると、自主研活動とは自主的な研究 or 研修なので、その活動のモチベーションは自身の能力開発的な意欲によるところが大きいかと思いきや、熱量高い人との交流を理由にあげられたのも気づきの一つになりました。
これ、単なる飲み会等では得られる人脈形成とは異なります。学習会等で講師として話をしてもらったり、その後の対話の時間でその人の活動に触れたりすることで、強い刺激を受けることで自分自身も高めたいと感じるようにつながっていく、そんな感じに受け取りました。
また、SNSでもつながることできると、その後も継続してモチベ高まる刺激的な情報を受け続けることもできるし、自身の活動のヒントを見つけることもできるので、とてもオススメですね。

対話のあとの懇親会は盛り上がります。最後は、翔んで埼玉上映記念ポーズでw

自主研をやっている方、または興味関心ある方、ぜひ次回以降ご参加いただけたらと思います。活動を始めたい、活動を続けたいの気持ちにお応えしますので。

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