「自主研のススメ」31.業種間越境
少し前になりますが、10月31日(日)「ONE JAPANカンファレンス2021」に参加しました。
このイベントは、規模感も質も全然比較にはなりませんが、自主研サミットに共通する点があるイベントだと(僕は)捉えています。
そこで、今回は「ONE JAPANとは何ぞや?」というところから、参加することになったキッカケ、そこで得られること、そして今感じること、等々その辺りについて触れていきます。
なお、今日の話は悩み?自戒?を含む内容となっています。僕が何故そんな風に思うようになったのか、よかったらご覧になってみてください。
ONE JAPANとは
ONE JAPANとの出会いは、よんなな会にて当時はまだパナソニックの社員だった、ONE JAPANの共同発起人かつ共同代表を務める濱松 誠さんと出会えたことでした。そこでONE JAPANの話を聞いて、これまで僕らがやってきた自主研サミットに近いよね!と感じたのです。
(ONE JAPANホームページより引用)
ONE JAPANは大企業の若手・中堅社員を中心とした約50の企業内有志団体が集う実践コミュニティです。
現在、大企業で働く多くの若手社員は、所属する組織内に存在する新しいことをやってはいけない空気、イノベーションを起こせない空気の中でさまざまな困難や悩みを抱えています。
私たちは大企業を変えることを選んだ社員一人ひとりがつながり、希望を見出し、行動するコミュニティです。大企業から挑戦する空気をつくり、組織を活性化し、社会をより良くするために活動を行います。
自主研サミットと大きく異なる点は、サミットはある意味で個々で人脈は生まれるもお祭りみたいなその場限りのイベントなのに対して、ONE JAPANでは各グループの代表等が集う代表者会を定期開催し、ONE JAPANの運営自体にも各グループの代表者が役割をもって運営しています。また、そこで得たネットワークを活かし、各企業で新規事業が立ち上がったりする点は大きく異なるところではありますが、それぞれの組織内において任意のグループを立ち上げて活動し、そうした仲間が集う場という面では共通しています。それだけに、その活動に共感するところが多く、メインは民間対象ではありますが、毎年のように一般公開される年一のカンファレンスにはできる限り参加してきました。
豪華すぎるスピーカー
元々は大きな会場にて実施されていた年一のカンファレンスですが、昨年からオンラインになりました。そうしたところ、途中3会場に分かれることもできるようになり「そんなに詰め込みすぎないでください!!」と言いたくなるほど豪華なスピーカー陣がセッティングされていて、もう脳が疲れて悲鳴を上げるほど充実した気づきがもらえるイベント構成となっています。
今回のカンファレンスについていうと、僕自身の都合として、夜に衆議院議員選挙の開票事務があったためフル参加は叶わなかったのですが、それでも普段業務で接することがあまりない話題、特に環境、DX、会社の心理的安全性、パーパス経営といった話は、明日仕事で即使うという情報ではないながらも、今を生きる社会人としておさえておきたい話で、まさに「アンテナを高くする」につながる学びでした。
こうした情報インプット系に加えて、有志活動としての事例発表やピッチなどもあり、全てを消化できないほどお腹いっぱいな企画となっていました。少しでも関心持たれた方は、以下にリンクを貼るのでご覧になってみてください。
交流面でのハードル
今回のカンファレンスでは交流を促進することを狙って「Buddy up」というコミュニケーションツールの活用が推奨されていました。そこでつながりを求めるメンバーは積極的に交流がなされたことと思われますが・・
今回のカンファレンスでは、僕はそこで交流を持ちたい、深めたいと、積極的に思うことができず、行動に移すことはしませんでした。
実際問題として、消極的になった理由の一つに最も交流が盛んになる交流会の時間帯には既に開票事務が始まっていて参加できないからというのもありましたが、一番の理由はONE JAPANカンファフェンスのメインターゲット世代(20〜30代)から僕は既にだいぶ外れてしまっていると自覚してるのが大きいです。いや、外れていようが構わないのでしょうけど、つながりに求める期待値に変化が生まれてきているのかなと。
元々リアルのイベントでも、積極的にそこかしこで声をかけまくるというよりも、たまたま近くにいた方と意気投合して交流を深めるのが性分に合っているということもあり、ネットで次にいつ会えるかもわからない、かつ低めの期待値の環境下でそこまでつながりたいという想いが湧かなくなってしまっています。この点においては、僕自身の越境度が足りないのは間違いないかと。
業種間越境
今回、人脈を広げることはできず越境の機会を最大限発揮できなかったという自覚はありますが、これまで機会は限られるも業種間越境をしてきたことは、アンテナを高くするために必要なステップであったと断言できます。
というのも、このnoteでも何度か書いてきていますが、自治体職員は「茹でカエル」リスクがめちゃくちゃ高いので、日頃からアンテナを高く貼ろうと心がけることが重要だと捉えています。
昨今、オンラインによる学びの場が普及し、その恩恵にあわせて遠方の人でも簡単につながることができるようにはなりましたが、その一方で同種性が高まっていることから、よろしくない状況になっているとも感じます。Facebookをメインで使っている世代は、結構な確率で、似通った思想の持ち主同士でつながりを深めているはずです。特に公務員は。
そんな今だからこそ、これまで以上に業種間越境をする意義が大きくなってきているのではないかと感じます。ただ、オンラインだと(僕だけかも知れませんが)積極的につながりづらい。だからこそ、これからアフターコロナの世界では、業種の壁を超えて外に出る機会を積極的に増やすことが一層求められていると感じます。
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