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「自主研のススメ」27.サミットの舞台裏①

9月23日、第7回関東自主研サミットをオンラインで開催しました。
このイベントは、関東各地で自主研活動をしている、または興味がある皆さんが集い、活動のヒントとなる知見の共有と、活動実践者同士がつながる場というベースコンセンプトのもと、これまで活動を続けてきました。

今回の自主研サミットの様子については、実行委員会で一緒に企画・運営しているFUJITAさんが以下のnoteで詳しくまとめてくださったので、僕の方からは今回のサミットの舞台裏的な、どのようにして作ってきたかについて触れてみます。これを見たどなたかが、全国のどこかで自主研サミットをやってみたいなと思ってもらえることを願って。

企画化の背景

関東自主研サミットは、2013年に第1回を横浜で開催してから、その後関東各地で開催してきました。100名超の規模で開催する本体に加えて、30名規模のスピンオフ企画も合間に企画し、多くの方にかかわってもらってきました。
そうした活動の集大成として、2018年12月には関東の枠を超えた「全国自治体職員ネットワークサミット」を開催し、・・そして、燃え尽きました。

その後、スピンオフ企画を重ねて、そろそろ関東で再始動しようしていたところ、昨年から一気に集団が許されない社会となりました。この災害によって、サミットどころか関東各地の自主研仲間が活動している様子をFacebook通して見る機会も激減したので、今こそ第7回サミットを開くべきタイミング!と考えたのは、2020年12月。もう10ヶ月ほど前になります。

9ヶ月もの時間が経過した訳

それは、昨年末の時点で思い描いていた望みとして、夏頃には以前のような社会に戻っているだろうという期待がありました。ただ、夏といっても今夏はオリ・パラがあるのでその期間は避けなければならい。さらに、7月には都議会選、10月には衆院選が見込まれる。そうなると、6月か9月しか選択肢がなくなり、後ろ倒しにしておいた方が社会が元に戻る確率高いだろうという期待のもと、9月開催を目指して企画検討が始まりました。

プログラムデザイン(期待する変容と8要素)

企画化を考える際のプログラムデザインとして、初めに2つのプロセスを踏みます。一つ目は、参加者がその企画に参加する前と後でどのような変容を生じさせたいのかについて、具体的にイメージを共有します。

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上の図は、実際の打ち合わせの時に使用したものですが、zoomでこうしたものを画面共有しながら、どのような変容を期待するかを話し合いました。今回話になったのは、自主研グループによって活動の内容も異なるのに加えて、今回大きな差が生まれていると感じていたのは感染状況が地域によって大きく異なり、それによってリアルでの活動の幅が異なるだろうとの結論になり、以下のように少し大きめな変容を意識するようにし、スタートしました。

オンラインとリアル、それぞれの特徴を踏まえつつ、今後の活動に向けた目的や運営手法をレベルアップする!

続いて、二つ目として、以下の8要素を固めていきます。
① 目的 ② 目標 ③ 対象 ④ 日時 ⑤ 人数 ⑥ 会場 ⑦ 与件 ⑧ 予算

これらは固まっているところから定めていった方がやりやすく、今回は②③⑥を起点にして、他の項目を固めていきました。

なお、今回の大きなポイントは、”つながること”に重きを置いたことです。オンラインではブレイクアウトルームで一緒になっても、リアルと比べてつながりづらい面があるという前提のもと、気づきにかける時間、そしてつながる人数を多少減らしてでも、一緒になった人と確実につながり安い環境を整えることを意識しました。

また、参加費については、これまでのオンライン企画の経験からスタッフだけでも集まって運営することにしたので、その会議室費とスピーカーへのお礼予算を確保するために僅かながらもpeatix を活用することにしました。
これに関して、お金かけずに、参加費も取らずにやることもできるのではないか?という意見もありましたが、peatixは(使用するには手数料割合が高くて微妙なところあるも)様々な学びの世界に繋がっているので、まだ使ったことない方にも体験してもらいたいという想いを込めて、あえて有料イベントとしました。

第1部スピーカー選定

今のような環境にあっても継続して活動できている団体というのはそれほど多くない中、特にこの一年、茨城県勢の勢いは他を圧倒しているように見えていました。そこで、その渦の中心的なポジションにいる「小美玉オフサイトミーティング」の中本正樹さん(小美玉市)にお願いすることにしました。

全体のタイムスケジュール感から、スピーカーは2人としていたので、もう1人選ぶ必要があったのですが、複数の候補があった中で、僕も所属している神奈川県下自治体職員で構成する自主研「K33ネットワーク」代表の片山久美さん(小田原市)に依頼することに決めました。そのポイントは、片山さんが代表となってから会の運営が引き締まったので、現環境下における運営手法に加えて、代表としての運営マネジメントについても自主研リーダーの皆さんに共有してもらいたいという想いからでした。

結果として、この二人に依頼したことは大成功であったと確信できるような話を両者からいただくことができ、僕らスタッフの選定眼は正しかったと自画自賛できました。なお、二人が話した内容に興味ありましたら、冒頭にあるFUJITAさんのnoteでご覧ください。

続いて第二部は、ブレイクアウトルームを活用したワークとなります。
これについては・・次回のnoteをお楽しみに♪

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