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「沈みゆく町」に可不の新世界を見た話

こんばんは。今日はモンハンでなくてスプラトゥーンの日だったさかじょんです。サモランクマフェス無限にたのしい。

今回は可不の話です。少しだけ初音ミクの話でもあるかもしれません。

「沈みゆく町」IPPUN GP 第1位誠におめでとうございます!

先週にIPPUN GP感想記事を書きました。そちらでは私は言及できていなかったのですが、サドヤさんの「沈みゆく町」が見事グランプリを獲得されました。おめでとうございます!

まだ聴かれていない方は、以下読み進む前に上の埋め込みでお聞きください。
私も全曲聴く中でこの曲を聴きましたが、その際にこぼれ出た感想は以下のようなものでした。

可不の新世界を見た

今回は、この「沈みゆく町」において「新しい可不」との出会いを果たせた感謝であふれているという話なのですが、

前提として、本記事は以下の2記事と関連があります。

同じ「合成音声ソフトウェア」ではありますが、私はAIシンガーとVOCALOIDを次のように捉え分けることができると思います。
AIシンガーは「誰もが人間の『声』(可不で言えばオリジナルである花譜さんの声、に極めて近いもの)を、自分の打った通りに歌わせること」を実現するものであり、

一方VOCALOIDは「VOCALIDの歌唱=歌詞を乗せられる『音』を、パラメータをいじりつつ出す」ことができるものと捉えます(その意味ではより楽器に近いと言えるかもしれません)。

両者はともに表現の一手法でありますが、「人間の声」と「ソフトウェアの音」というように、その指向性や価値が違うと捉えられると思います。

https://note.com/sakajohn7/n/n6b89257a4791

私は中2くらいからVOCALOIDをほぼ途切れることなく聴いており、一般人よりは多く初音ミクの声を聴いてきたつもりではあるのですが、この初音ミクは初めてでした。「これは初めましての初音ミクだ……」と思いました。

https://note.com/sakajohn7/n/n66cf9ee35ab3

端的にまとめると、可不をはじめとするいわゆる「AIシンガー」はその表現の指向性により「似たような歌声」が出力されることが多く、従来「○○さんの」VOCALOIDが提供してきたような個性的な調声と出会うことが少なかったという話だったのですが、

「沈みゆく町」すげえよ……「あっ可不さん初めまして……」ってなったもん。そわそわして鳥肌立っちゃったもん。

私はただのリスナーなので調声のことはあまりわからないのですが、リスナーとしての可不の可能性の世界が開けたような感覚になりました。ありがとうございました。

これから、「新しい可不」に出会う可能性がまだまだあることを楽しみに、いろんな曲を聴いていきたいものです。

いちリスナーの個人的なIPPUN GP振り返り

以下、せっかくなのでIPPUN GPの振り返りも。

IPPUN GP、個人的に非常に満足度の高いイベントだったのですが、1分で300曲弱という規模感も運よく充実度の向上につながっていたのかもしれません。

ボカコレのように数千曲となってしまうと、一番自信を持って感想を語れる「全曲リスナー」という理想的な肩書を手に入れるためには計り知れない時間と根気が必要になってしまいます。
もちろん、参加曲が多いことは盛り上がりに寄与するので悪いことではないですし、全曲聴かないと感想を語ってはいけないわけでもありません。

しかし、今回全曲聴いて思ったのは、全曲聴いた後に感想書くのたのし~!ということで、「自分は全曲聴いてんだからバチバチに感想書いてやるぜ」という自己肯定感が半端なかったです。
この感覚を(5時間強の時間で、ある意味「お手軽」に)手に入れられたのは、個人的に今回のイベントの充実度に大きく関わっていた気がします。

まあ、私のような「社会人なりにヘビーボカロリスナーやろうと頑張ってるんだリスナー」にとっては、非常にハマったイベントだったということで、今後も自分が楽しめる範囲でボカロとバチバチに付き合っていきたいですね。

もうすぐの無色透名祭も楽しみなので、時間が許す限りなるべくたくさん聴けるといいなあ~と思っています。

おわりです

今回は可不の先行きが楽しみという話と、IPPUN GPのまとめでした。

サドヤさん、IPPUN GP運営の皆様、曲を投稿してくださったクリエイターの皆様ありがとうございました! 今後も合成音声音楽の世界をよろしくお願いいたします。

ではでは。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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