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初音ミクを好いて10年経っても、私がマジミラに行ったことがない理由

こんにちは。スプラトゥーンに疲れたのでボカロの海に浸るさかじょんです。

スプラトゥーンを1人でやっているとすごいカリカリしちゃうんですよね……やっぱり友達とやった方が良いな。。。

さて今回は初音ミクどまんなかという話です。どちらかというとお気持ち文書なのでお気を付けください。

皆さんマジミラ行ったことありますか

マジミラといえば、いろいろある初音ミクのライブイベントの中でも最も有名なものと言って過言ではないと思います。

先週くらいでしたか、ツイッターのTLを眺めていると現地・配信でのマジミラの気配をビンビンに感じました。現地に行く人、いけない人は配信で初音ミクさんの存在を感じ、セトリに押しつぶされる様子はまさに初音ミクの暴力

マジカルミライは今回で10周年を迎えたようで、それにふさわしい盛り上がりを見せていたように思います。

読者の皆様の中にも、今年に限らず現地に行ったことがある方、配信を見たことがある方などいらっしゃると思うのですが、意外と(?)私、マジミラを含め初音ミクのライブというものを体験したことがない。

あっあっ、石を投げないで! 「それでも初音ミクの自称ファンか?」って言わないで~!笑

大学にいた頃など、マジミラに行くチャンスは何度もあったはずなのですが、どうして私は今までマジミラに行っていないのでしょうか。

私とボカロのちょうどいい距離感

その理由として、大きくは2つ挙げられると思いました。

①ライブは、私にとってボカロが存在しすぎる
②ライブは、私にとって人間が存在しすぎる

何やねんという感じですが、順番に見ていきましょう。マジで自分語りでしかないです。笑

①ボカロが歌って踊る、まるでそこにいるかのように

ツイートで回ってくる画像とかで見るわけですが、最近のライブってマジでボカロが「いる」って感じじゃないですか。すごいですよね。

それはそれで非常に、この上ない価値なのですが、私にとってそれはとってもほしいものとは言えないかもしれません。

私のボカロの好きさって、たくさんの側面で構成されていて、「ソフトウェアとキャラクターの重層性」であったり、「声と音の境界性」であったり、「クリエイターの個性」、「ミクさんかわいい」だったりするわけですが、マジミラで得られそうな体験(「存在する」初音ミクに会えること)が、それらを刺激して「行く!」っていうラインを超えないという感じでしょうか。

②一緒に楽しむ人間と一緒に楽しむ空間である

どっちかっていうとこちらの方が大きいかもしれません。

ボカロのことは好きだし、ボカロが好きな人のことも好きなのですが、「ボカロが好きな人がたくさん集まって、今まさに流れている1つの曲に対して、一体となって楽しむ」ということが、個人的にあまり得意ではなさそうです。

もちろん、それこそがライブの価値であり、重要な体験であることは重々承知しています。でも私は、「みんなと一緒に」「1つの初音ミク」に熱狂するということを、今のところ自分の初音ミクの享受の在り方としてそれほど重要なものと思っていません。それは私の初音ミクとの向き合い方の問題なので、ある程度仕方ないことかと思っています。

結局、「VOCALOIDと私」、それも「VOCALOIDの声にうずもれて、存在感を薄れさせてもらっている私」の世界にいる時が、私にとって一番心地いいと思ってしまうから、ということでしょうか。この点は前回の記事にちょっと書いた話に近いです。

私の中では、音楽の世界に「『人間』を相手にしないで済む時間」があってくれると嬉しい時があります(ここで言う「人間」には、人間である自分も含まれています)。そんな時、「インストではないが人間も相手にしなくていい」という合成音声音楽は、非常に絶妙な間隙を縫って、適度な情報量と音で心を埋め、自分を含め「人間」を誤魔化してくれるわけです。

https://note.com/sakajohn7/n/n8e55d09bb9bd

結局のところ、私はボカロが私の心の中に勢いよく踏み込んで来ないでいてくれているような、つかず離れずの距離感に心地よさを感じていて、それ以上に「まるで肉感があるかのように存在するボカロに近寄る」ことや、「ライブに来るほどボカロが好きな人間と一体となって楽しむ」ことに、ちょっとだけ引け目を感じているということなのかもしれませんね。

ただ断言できること

これだけむにゃむにゃ言って、マジミラに行かない理由を付けてきたのですが、ぜっっったいに行ったら楽しいし、たぶん私は泣きます。(オイ)

じゃあ行けばいいじゃんって? そうなんですよ。でも私は今までマジミラのチケットを買おうとするという行為を結局起こさずにここまで来てしまいました。それはそれで、自分の嗜好ってことなのかもしれません。

ただ、ふと思い立ってチケットを買うかもしれませんし、なにかきっかけがあって行くのかもしれません。

その時は「マジミラに10年以上行かなかった人がマジミラに行って泣いた話」みたいな記事を書くと思います。笑

おまけ:「フィーチャー・イヴ」初聴の時に思ったこと

今回のマジミラノテーマソングである「フューチャー・イヴ」ですが、これを初めて聴いたときから「あ~~~~あの曲に雰囲気感が似てる……」と思っていました。

似てると思った「あの曲」にたどり着くまでちょっと時間がかかったのですが、じんさんの「ヘッドフォンアクター」でした。それぞれのサビがちょっと似た雰囲気を湛えてません?

だからといってどうというわけではないのですが……笑

おわりです

今回は、私がまだマジミラに行ったことがないよ~っていう話でした。

ただ、こうやって私がもにょもにょしている間にも、次回のマジミラはなくなってしまう可能性だってあるわけです。そうして、もし結局私がマジミラに行かないままマジミラに行けるチャンスがなくなってしまったとき、私はどう思うのでしょうか。
今のところ、残念には思うと思いますが、大きな悔いが残るということはないんじゃないかな~という気分です。まあその時になってみないとわかりませんが。そのリスクは自覚的に背負いつつ、今日も私はボカロを聴き、ボカロのことが好きだなあと思いながら、ボカロとのこの距離感を心地よく感じ生きていくわけでございます。

それもまた、VOCALOIDと1人の人間の1つの在り方だということで、甘く見てやってください。

ではでは、また次回お会いしましょう~。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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