【第四話】新型コロナでなにもかもふっ飛ぶ|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う
はるの会、延期となる
今や「あーまたか、はいはい」な緊急事態宣言であるが、
初発出の2020年当時、それはそれは重いものであった。
そもそも緊急事態宣言発出以前から
“不要不急“なナニガシ、はことごとく自粛ムードであった。
雰囲気だけではない。皆まじめにあれもこれも最大限に自粛していた。
そうこうしているうちに、
2020年4月大阪にて開催予定だったはるの会は、秋に延期が決定。
ああ、夏の舞台の前哨戦がなくなってしまった。
ぶっつけ本番か…不安だ…
(もちろんリハーサルはあるが、事前に人目にさらす/さらされることが重要なのだ)
なつの会も、延期となる
そして4/7、ついに東京、大阪他7都府県に緊急事態宣言が発出。
数日後、
「6/28のなつの会は来年に延期と決まりました」
とおっしょはんからLINEが。
まーそうだよねー。
緊急事態宣言下、不要不急の外出は自粛。
そもそもお稽古場に行くこと自体が憚られるご時世だ。
(私はお稽古は不要不急とは思わないが、世間様が許さねぇ…気がした)
え、じゃあお稽古は宣言解除まで当分お休みなの?
いえいえ、我らがおっしょはん、そこはぬかりないのであった。
(続く)
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