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公園の風景


それぞれにくつろぐ公園の風景
噴水、モニュメントの周りを散策する人達

                                  2024.01.31 さかい 悠

 今回は中国の街中に有る公園がテーマ いろんな公園のスタイルが有る。
赴任時代に出掛けた公園はたくさんある、公園の種類、識別は日本とほぼ同じような気がする。
以下の識別が一般的である。

1. 自然のエリア
緑地や樹木、花壇、池など、自然の要素が含まれる これらの要素は市民に自然との触れ合いや、 リフレッシュの機会を提供してくれる。
2.   レクリエーションエリア
遊び場、フィットネスエリア、ピクニックエリア、ウォーキングエリアなどが整備され、市民がそれらの設備を自由に使い余暇を楽しむことが出来る。
3.   文化的な要素
文化的な要素を基本とした公園で歴史的な建造物、彫刻、記念碑など文化的な施設が整備されている、それらを見聞する事により、文化的知識、展示物を通して多くの事を学ぶことが出来る。
4.    コミュニティの集会場
地域社会のコミュニティ活動やイベントの場として利用される。地域、社会のコミュニティの結束を高める場の提供でより有効な協力の手段として機能する。
5.    美的な景観
それぞれの国では自然の美しさを保存、保護に努めている 美的な景観を提供する事で自然の美しさを人々に知ってもらう事も重要な活動である 更に自然環境の大切さを知ることにより、都市の環境を豊かにし、それぞれ個人が環境の大切さを知る機会を与える役割も果たす。

 早速、公園の風景を写真と共に紹介する。
街中の小さな公園から、国家級の名所、旧跡、観光地に至るまで様々な公園の楽しみ方がある。

 今回の掲載場所は私の行動範囲で体験した公園が中心 実際にはもっと違った目的で作られた公園の風景も有る その場合は逆に是非ご紹介いただきたい。

 先ずは一般的な街中の公園を見て見よう!
日本でも大小さまざまな公園がある 中国でも同様にどこに行っても公園がある。
ただ日本と違って、広さは圧倒的に大きい、そして広い!
家族連れがのんびりと散歩、余暇を楽しむ公園を見て見よう。

住宅に隣接している公園 緑が多く 一寸した遊具も備わっている
自然がいっぱいで子供たちは自然に触れ、虫取りなど自然観察が出来る環境の公園も有る。
中国南部は特に夏は暑く、日陰が欲しい そんな配慮も成され、樹木が多く、日除けとしてのくつろぎの場が有る。
大きな公園の芝生広場はとにかく広い 大きな木が植えられ、木陰が確保されている。
小高い丘を散策する周遊コースも有る 散歩にも、ウオーキングにも快適な公園である。

 ウオーキングを含めて、運動を目的とした公園もたくさんある。
例えば卓球台、バスケットボール、バトミントンの設備が備えている公園もある。

公園の一角にベンチが有り、ウオーキングに最適な通路が確保され、好きなスタイルで走る事が出来る。
たくさんの卓球台が備わった公園 ラケット、ボールを持って行けば何時でも楽しめる。
バスケットボール用のポールが幾つも有る 友人、会社の仲間などが競技に夢中!
仕事が終わり、夕食後の公園はバスケットボールに興じる若者でにぎわう。
バトミントンも盛んな競技である。
子供たちにローラースケートを教える光景にも出くわす。
昨今 サイクリングも人気のスポーツ 公園は勿論 街中でもこの様な光景も多くなった。
住宅の近くにプールを備えた公園も有る 特に子供たちが多い。
運動に関する風景で健康体操が有る 大勢の人が音楽又はリーダーの指示に従い 踊る姿がどの公園でも見かける
 朝昼夜を問わず1日中熱心に舞う姿は中国の公園の代表的な風景でもある。
こちらの公園でも中高年の男女が熱心に舞う。

 その他、サッカー場などもたくさんある こうしてみると公園でよく見る競技は中国で人気のスポーツと一致している 卓球、バスケットボール、サッカーなどが特に人気が高い。

 次に文化施設(史跡を含む)の公園を見て見よう。
中国は歴史が古い 史跡、旧跡も当然多い 文化財の保護も兼ね、見学できる施設(公園)は、どの都市でもあちこちに見られる。

偉人の記念館がたくさんある ここは孫文の記念館
広東省 広州に有る中山記念館 とても立派な建物 公園の一角に有る
広東省 台山 華僑が故郷に建てた邸宅
広東省 中山 孫文の生家の内部
広東省 広州 文化財の観点から言えば、神社仏閣も数多く存在する。
広東省 上川島にある フランシスコザビエルの墓 小高い丘に建てられている 帰国途中この島で亡くなった。
文化の観点から言えば、公園で書道の練習をする老人も公園の風景 
朝早く公園を散歩していると写真の様に容器に水入れ、筆を持ち教本を片手に書道の練習をする姿をよく見かける。
公園の一角で野外ステージが開催することも有る これも分類から言えば文化である 出し物は京劇が多い。

 遊園地やモニュメントのある場所も余暇を楽しむ観点では公園の要素が強い。
大きな広場の中心に大型の遊具がたくさん備わっている 楽しむ事は公園に必要な要素で有る。
子供連れなどファミリー層が多いが若者にも人気のスポットである。

遊園地ではお決まりの観覧車
この遊具も人気が有る 子供は勿論 大人も楽しめる!
公園の池に浮かべるボールの中に子供が入り、動き回る遊具 防水対策は大丈夫なのかと疑問?
遊園地の代表的な風景 休日ともなると大勢の人が殺到する 当然待ち時間も長い。
公園ではこんな風景もよく見かける 昔懐かしい輪投げ お目当ての商品をゲットするにはコツがいる。
結構熱く成る人が多く、何回もチャレンジする人もいる 因みに商品はざまざま 中には動物なども商品に成る。

 最後の分類は国家級の公園 自然遺産 自然の景勝地 街全体が観光遺産と成っているところも多い、中国の景勝地は、数えきれないほどたくさんある。 
 大型連休を利用して、様々な景勝地に出掛けたが、ここに投稿する写真はごく1部に過ぎない。
国土が広い為、1カ所行くだけでも、時間が掛かる 大抵は飛行機を利用する まだまだ見たいところはたくさんある。

雲南省 麓江 少数民族が暮らす、この地は昔ながらの屋根が連なる家々の一大場所で有る 高台から眺める風景は絶景である。
広西省 桂林 中国の観光スポットの常に上位を占める景勝地 のんびりと川下りは至福のひと時
四川省 九寨溝 この場所も観光名所の一つ 是非 訪れたい観光地である。
西安 兵馬陵 秦の始皇帝陵 まだまだごく1部しか発掘されていない 貴重な文化財である。
蘇州の水路 小型船で水路をめぐる観光地 大型連休の時期は小型船が水路を埋め尽くし、大混雑になる事も珍しくない

 いろんなスタイルの公園風景を紹介した 掲載した写真は全て2004年〜2010年頃の風景 当然現代とは違いがあろう しかし現代も以前も日常の表情、風景は変わらない。
 服装、家族構成、そして表情、それぞれのシーンが華やかであり、楽しげである。
公園には、暗い表情の人は少ない 楽しむための所である そして余暇を満喫する場所である。
日々、誰もが問題を抱えている せめて公園のエリアにはその苦痛を持ち込まない様、そして忘れさせるエリアであってほしい。

 家族の楽しい表情を見ると思わずこちらも笑顔に成る 時には目が合い、笑顔を交わす事も有る。私にも子供がいる 今思うと公園でどれ程、楽しい会話をしてあげただろうかと今は反省ばかり。
 仕事に追われ、そして海外時代が長かったことも有り、果たしてどれほど楽しいひと時を親として、提供できただろうかと自問する。
 でも、普通以上にそれぞれに成長し、人生を送れている事は救いである。
公園の風景を見るたびに、当時の風景を重ね合わせ、余韻に浸っている。

 公園は家族がメインの場所 これからもいろんな公園を見つめていきたい。



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