未経験スクール卒からWeb系エンジニア転職へ一度失敗し、再度挑戦した話

このページへ来ていただきありがとうございます。学習期間中の方、ポートフォリオ作成中の方、転職活動中の方にとって役立つ内容があると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
たくさんの人が転職関連のnoteを書いていると思いますが、自分が体験した転職活動をまとめたいと思います。まずは簡単に自己紹介からさせてください。

◯ 経歴

26歳・男・地方理系国立大学院卒(化学専攻)
これといって突き抜けた実績なし

▶ 2019.10 ~ 2020.4   TECH::CAMP (休日・夜間コース)
▶ 2020.5                     ポートフォリオ作成
▶ 2020.6 ~ 7              一回目の転職活動、内定
業務系システム開発会社でFileMakerを使ったシステム開発(ノーコード
▶ 2020.8                     自動車部品メーカー退職
▶ 2020.9 ~ 12             仕事しながら学習、ポートフォリオ作成
▶ 2020.1 ~ 2       二回目の転職活動、自社開発2社受託企業1社内定


◯ TECH::CAMP通学期

私は2019年10月からTECH::EXPART(現TECH::CAMP)の夜間コースへ入り、2020年4月まで通っていました。80万近くかけてプログラミングを学習したものの結局Web系エンジニアにはなれず、ノンコードツールで行う業務系システム開発を行っている会社に転職しました。

なぜなれなかったのかは明確で、本気でプログラミングと向き合っていなかったためです。TECH::CAMPが量産しているスクール生の内の一人でした。何10万もかけてスクールに通っているのだから転職できるだろう。そこそこ高学歴ということも重なり、甘い考えでした。スクール生の中では中の下くらいだったと思います。

一応、独自のポートフォリオを作ってはいたもののちょっと触るとエラーを吐いたり、単純なCRUD機能しかなく残念なものになっていました。また、スクールのテンプレの履歴書や職務経歴書をドヤ顔で出していました。当然Wantedlyでの返信はゼロ(お祈りすらなし)で絶望したのを覚えています。そして、自信がなくなっていき追い込まれていた時期に転職エージェントの営業文句に乗せられる形で業務系システムの会社に応募し、そこで何とか内定をもらい入社することとなりました。

そこでは、転職エージェントを通してですが、Web系の仕事に携われると聞いていました。私はほんとにスクールに通っていたのかと疑われるレベルで知識がなくWeb制作とWeb開発の違いすら分からないといったありさまでした。なので、勝手にWeb開発ができると思い込み内定を承諾したのでした。


◯ 業務系システム開発の会社に入社

入社後、最初は仕事内容も新鮮でワクワクしましたが、徐々にプログラミングができないことに不満を感じるようになっていきました。会社としてはまずFileMakerを使ったシステム開発ができるようになってほしいということで、数年間はコードを書ける仕事は回ってきそうにありませんでした。

FileMakerの勉強をしても、Webエンジニアとして必要なスキルが身についている感覚がなくモヤモヤしていました。頑張りきれなかった自分が悪いのは分かっていましたが、もう一度チャレンジしたいという気持ちが強くなっていきました。

また、入社する少し前くらいに雑食エンジニアサロンに入会し、そこで共同開発を体験していました。その時にメンターとしてついてもらっていたエンジニアさんにしごかれ、みるみるスキルがついていっている感覚があり、「これだこれ!」と思ったのが転職への背中を押すことになりました。そして、そのメンターさんに相談したところ、アドバイスをたくさんいただき応援してくださったことがきっかけでポートフォリオを作り転職活動をすることを決心しました。


◯ モチベーション維持

ポートフォリオを作って転職活動をしようと決めた頃、雑食系エンジニアサロンでの先輩方のポートフォリオを見たり、転職成功者(転クエのゆーきさんや壮さんなど)のnoteを見つけて読むようになり、Web系エンジニアになるのがいかに大変か、恥ずかしくなるくらい自分が何も努力をしてこなかったことにそこではじめて気づきました。

noteの内容などを参考に1月末までにポートフォリオを作りきり、4月までには今度こそWeb系エンジニアへの転職を成功させることを心に誓いました。

モチベーション維持のためには、転職活動に成功した人のnoteを読んだり、色々な人のポートフォリオを見たり、Twitterでの情報発信を見たり、雑食エンジニアサロンや転クエなどのコミュニティに入って刺激をもらうのはすごく大事だと思います。

コミュニティに入ることでの何よりメリットは当たり前のレベルが跳ね上がることです。TECH::CAMPにいた頃は、こんな自分でも平均くらいか少し上くらいでした。しかし、雑食エンジニアサロンや転クエの先輩方のポートフォリオを見ると、どの方もCircle CIまで当たり前に実装されていて、これが普通なのかと衝撃を受けたのを今でも覚えています。

また、正しい情報を入れるというのも同じくらい大事です。私が転職活動をする上でおすすめするTwitterのアカウントを載せておきます。他にも有益な発信をされている方がいらっしゃるのでフォローしておくといいと思います。何人かフォローしていると、立場は違うけれど同じことを言ってるということが分かると思います。その情報が正しい情報です。

勝又健太|会員数ランキング日本第10位のオンラインサロン主催|雑食系エンジニア https://twitter.com/poly_soft
よーすけ@採用担当Web系エンジニア https://twitter.com/yosapro
ゆーき@転職クエスト運営者 | キャリアアドバイザー https://twitter.com/freepc_yuki
壮|ファッションテック企業のエンジニア https://twitter.com/sew_sou19
山浦清透@プログラミング教育の人 https://twitter.com/kiyotoyamaura

今度は少し違う視点で、学習やポートフォリオを作るためのモチベーション維持のための大切なのが計画を立てることだと思います。いつまでにどこまで終わらせるかをできるだけ詳細に書くということをして、それをひたすら実行していました。下はポートフォリオを作成していたときの計画のスプレットシートの一部です。ツールは何を使ってもいいと思いますが、ちゃんと計画を立てることが続けるためのコツだと思います。私は終わった項目にチェックをつけることに快感を覚えていました。

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◯ 基礎学習フェーズ前半(9月上旬〜下旬)

恥ずかしい話ですが、スクールを卒業しているにも関わらずLinuxの基礎やGitの基礎、ネットワークの基礎など基本的なところでさえ全く理解出来ていませんでした。

Gitの基礎は評判のよかった山浦さんのUdemyの教材をやりました。そこで、Gitの使い方やIssueやプルリクエストの出し方などを勉強しました。

次にネットワークの基礎ですが、これは「ネットワークはなぜつながるのか」という本を一通り読み、ネットワークについてふんわりイメージを掴みました。これを読んだ後、山浦さんのAWSのUdemyの教材を一周しました。これを参考にポートフォリオでRDSやCloud Front、Cloud Watchを盛り込んでいったので、やっておいて本当によかったです。さらにAWSには苦手意識があったので、「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」を一通りやりました。これもすごくオススメできる書籍ですが、Udemy教材の前にやるのがいいと思います。これらをやることで、ポートフォリオをEC2サーバーに立てる程度であれば何とかできるレベルまで行ったと思います。

最後にLinuxに関しては、Linux標準教科書という無料の教材を一通りやりました。これをやればひとまず十分だと思います。

【学習時間について】
本業は9時から18時までが就業時間だったので、朝5時には起きて8時過ぎまで勉強し、定時後すぐに帰宅して勉強をしていました。ポートフォリオでエラーが解決できないときは悔しくて朝3時に起きてやっていたこともありました。ご飯を作る時間ももったいなかったので、スーパーで弁当を買い時間を作り勉強をしていました。職場での昼休憩にも本を読んだりしていました。また、(ダメですが)業務中に頭の中で朝詰まった箇所について考えたりもしていました。それくらい本気でやることでスクール時代には感じなかった力がついていく感覚がありました。

一方、本業の方では、コードを書くことができずスキルアップしている感覚がまったくなく、焦りを感じていました。


基礎学習フェーズ後半(10月上旬〜中旬)

勝俣さんの動画でモダンなWeb系自社開発企業に入るためには、AWS、Docker、CircleCIを入れるとその他大勢から脱出できるという情報を仕入れ、必ずこれらは導入しようと決めました。ポートフォリオの環境構築でDockerを勉強する必要があったので、この時期にDockerを勉強し始めました。

Dockerを勉強し始めたはいいもののWebサーバーってなんだ?アプリケーションサーバーってなんだ?くらいの知識で、そもそもの前提知識が足りませんでした。そこで、「プロになるためのWeb技術入門」という本を読み、Webアプリケーション開発の全体像を掴んでいくところから始めました。

その後ようやく、Dockerの学習に移りました。教材として評判のいいハンズオンのサイトがあったので一通りやり、「Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門」という本の3章までやりました。(個人的にはポートフォリオにDockerを導入するレベルであればこの本は必要ないと感じました。)基礎を身につけた後、「Rails MySQL Docker」と検索すればいい記事がたくさんヒットするので、それらを参考にすれば難しくないと思います。

これは私がポートフォリオを作り終わった後にアップされた動画なので当時はやってなかったですが、はじめてDockerを触るのであればこちらシリーズすごくおすすめです。


また、これまた恥ずかしい話ですが、HTMLとCSSに関しても自信がなかったので「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」を一通りやりました。この本も本当にやってよかったです。サンプルがオシャレなので、HTMLとCSSだけでなくデザインについても勉強になります。ちなみに私のポートフォリオのトップページのデザインはこの本に出てくるデザインを拝借しています。(内緒)


ポートフォリオ作成準備(10月中旬〜下旬)

ポートフォリオのテーマを何にするかは基礎学習をしていたときからぼんやり考えていましたが、自分の好きなライブやフェスのチケットのフリマアプリを作ることにしました。当時は本気で既存のサービスである「チケットキャンプ」や「チケットストリート」を超えてやると思ってましたが、今考えると、気軽に使えるようなアプリを作ればよかったと後悔しています。お金が絡むので大々的に宣伝して使ってもらうにはセキュリティー面や法律面でハードルが高かったです。(せっかく作ったからには使ってもらいたかった・・)

少しそれましたが、10月中旬〜下旬にかけてアプリの画面モックアップをつくっていました。一回目の転職時のポートフォリオ作りで、いきなりコーディングをし始めたところデザインの部分で「ここをこうしたい」や「もっとこうするべきじゃないか」というのが後から次々と出てきて、やり直したり妥協した部分がありました。

そこで二回目はWeb系企業でも採用されていて、無料で使えて評判のよいFigmaというツールを使って、勉強という一面も持たせながら画面設計を始めました。これもやってすごくよかったと感じています。使い方などが慣れるまでは最初難しく時間もかかりましたが(参考にしたnoteを貼っておきます)、結果的に納得の行くデザインのアプリが作れましたし、後からやり直す工数も大幅に減りました。

また、アプリの見た目をよくするには画像の質が重要になってくると思い、少しこだわりました。私が利用したのはAdobe Stockのサービスです。これは通常は有料なのですが、一ヶ月間だけ40枚が無料だったので入り、使えそうな写真を40枚ダウンロードし即退会するということをしてました。(退会し忘れると9480円/月かかるので注意!) 今確認したらまだキャンペーンをしてたので、写真で差をつけたいという人はやってみるといいと思います。Adobeの他にPixabay(無料)もおすすめです。

私が参考にしていたデザインや配色のサイトです。見た目が大事なのは間違いないですが、あまりこだわりすぎて肝心の機能が薄くならないようにしましょう。


ポートフォリオ作成フェーズ(10月下旬〜12月末)

ここでポートフォリオを一気に作り上げました。このポートフォリオの質が転職活動を左右するといっても過言ではないです。未経験者のポートフォリオに求められる当たり前のレベルが上がってきて大変だとは思いますが、踏ん張りましょう。私は転職活動を通じてこのフェーズが一番しんどかったです。

質が高いポートフォリオとはどの技術を盛り込めばいいのかという疑問があると思いますが、年齢や経歴、学歴等に左右されるので人によって異なると思ってます。

私が作ったポートフォリオは高評価をいただくことが多かったです。どこまでやるかの参考になればうれしいです。

👇 作成したポートフォリオ
https://conefan.com/

ポートフォリオが完成間近になった12月初旬頃に転職したいと会社に言いました。今思うとこんなわがままを受け入れてくれた会社に対してほんとに感謝&申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、当時の自分としてははやくWeb系エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたいという気持ちが強く抑えられなかったというのが本音です。

数ヶ月生きられるくらいの貯金があったこと、ポートフォリオに対して自信があったこと、一点集中型の性格であったことなど様々な要因があり退職してから転職活動に入りましたが、それぞれ事情があると思うのでよく考えて決めたほうがいいです。


職務経歴書、Wantedlyプロフィール文作成

前職を退職しポートフォリオも完成したので、まずは書類から揃え始めました。このとき、自分の職務経歴書を転クエのゆーきさんに見ていただきました。職務経歴書やWantedlyのプロフィール文などは転職成功されている方のを参考にしたり、実際に添削してもらうことを強くオススメします。転クエや雑食サロンのメンターさんのようにたくさんの書類を見てきている人の表現力や魅力的に見せるセンスだったりというのはエグいです。お金を払う価値は十分にあると思います。書類関連を怠るとまず会ってもらえないことに直結するのでここは手を抜いては絶対にダメです。

あと私から小さなアドバイスですが、Wantedlyのプロフィール欄の冒頭には「見ていただきありがとうございます。」のようなお礼や性格や人柄について触れたほうが書類通過率が上がった気がしています。ちょっとした気遣いや性格部分を見て嫌な気分になる人はいないので、書くことを推しておきます。


転職活動開始(1月〜2月)

1ヶ月少し転職活動を行い確立した自分なりの転職活動の結論は、「WantedlyやGreenで少しでも興味がある企業に今すぐ一緒に働きたいボタン、気になるボタンを押し、面談や面接を繰り返す中で行きたい業界ややりたい仕事の解像度を上げていく」です。

(すべての人に当てはまるわけではないです。年齢や経歴、性格によって最適な戦略は異なると思うので、あくまで私個人の見解として少しでも参考になれば幸いです。)

まず前提としてほとんどの企業はWantedlyで応募してもお祈りすら来ません。そして、自分がどんな業界に行きたいか、どんな働き方の会社がいいのか、どんな企業文化の会社がいいのかある程度面接をこなして、会社について深く考えることで分かってくるものだと思っています。特に転職活動初期の段階では自己分析が不十分の状態なので、どんどん応募して面接をこなしていくことで自分が行きたい業界や会社の解像度を上げていくのがいいのではないかと思っています。

そうして、大体どんな会社に行きたいのか解像度が上がってきた段階で、直応募なりGreenで志望動機をガッツリ書いて応募していくべきだと思います。私は転職活動初期に直応募したりメッセージを送るのがいいと聞きやっていたのですが、心からいいと思える企業が分かっていない段階でもやもやしながら志望動機をひねり出すのがしんどかったです。

また、よほど私の志望動機がショボかったのか直応募やWantedlyでのメッセージ作戦は全敗でした。

直応募やメッセージ付きで応募しないとそもそも面接に進めないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、質の高いポートフォリオ(年齢や経歴によってレベルは変わります)とプロフィール文をきちんとすれば、何社かはカジュアル面談や面接をしてくれるはずです。

また、Twitterで #Twitter転職 とつけて発信するのもよかったです。2社からお声がけをいただきカジュアル面談を経て面接に進むことができました。私がお声掛けいただいた企業はモダンな技術(Rails、Lalabel、Vue、AWSなど)を使った受託会社さんでした。

【ベンチャー企業を探している人へ】
ベンチャー企業だとお金にあまり余裕がなく、採用にコストがかかるGreenでは求人がないんじゃないかと思う人もいると思います。しかし、Greenでも社員数一桁のベンチャー企業が求人を出していることも普通にありました。私は実際にGreenでスカウトを何社か受け面接に進みました。


面接練習について

自分の場合は、面接練習を転クエの面接練習会に参加させていただき練習していました。面接で聞かれる質問は大体決まっているので、最低限下の項目を答えられるようにしておけばOKだと思います。私は下の項目でさえぜんぜん不完全な状態で面接に挑みましたが、実際に面接官に質問されることでどんどん慣れて答えられるようになっていきました。

・なぜエンジニアを目指すのか
・将来のキャリアプラン
・将来どのようなエンジニアになっていたいか
・前職でがんばったこと
・長所は何か

これは気のせいかもしれませんが、ガチガチに暗記した文章を読むより、つまりながらも自分の言葉でしゃべったほうが印象がよかったです。

上の質問はどの段階の面接でもよく聞かれる鉄板ですが、面接というとエンジニアのマネージャーが面接官である面接と役員や社長が面接官である二次面接以降で分かれると思います。これらは見ている箇所がぜんぜん違うので、ここからは分けて書いていきます。


一次面接(技術面接)について

未経験からのエンジニア転職の場合、一次面接やカジュアル面談ではエンジニアのマネージャーが面接官ということが多いかと思います。ここで見られるのは、エンジニアとしてのポテンシャルだと思います。

聞かれたのは主に下の項目を質問されていました。特に苦労した箇所についてはほぼ100%聞かれていました。おそらく意図としては、詰まったときにどう解決していくかでエンジニアとしてのポテンシャルを見られているのだと思います。

次に多かったのは、技術者としてどうなりたいかです。これは2通りの意図があると思ってます。まず1つ目は面接者がプロフェッショナルタイプなのかマネージャータイプなのかを知りたいからです。会社によってほしいタイプは異なるので、これは自分がなりたい方を言っておけばいいです。

2つ目が重要で、マネージャーになりたいと答えたのなら、今の自分には何が足りなくてそのギャップを埋めるために今何をしているのか、何をしようとしているのかという点です。ここを明確にしないとただの願望をいってしまっていることになるので、最低限考えておいたほうがいいです。偉そうに言ってますが、私も最初全く考えてなく面接で何度も爆死しました(爆)

苦労した箇所(分からない時はどういうアプローチで解決してきたか)
技術者としてどうなりたいか(1年後、3年後)
・キャッチアップの仕方
・ポートフォリオでアピールしたいところ、工夫したところはどこか
・どれくらいの期間でつくったのか
・最近見て印象的だった技術的なニュースはなにか
・最近読んだ技術書はなにか
・どうやって勉強やポートフォリオ作成を進めてきたか
・インフラ構成を説明してください

私の場合、インフラ構成でCircleCIやDocker、Cloud Front、Cloud Watchなど盛り盛りだったのでほんとに理解しているのかという点でインフラ構成を説明してくださいという質問がすごく多かったです。自分で構築した分は説明できないと大幅減点なので、注意が必要です。

また、面接官が技術者の場合、QiitaへのアウトプットGitHubへ毎日草を生やすのは非常にウケがよかったです。特にQiitaへのアウトプットは、同じような実装をするときに役立ち、自分の知識も深まり、転職活動にも役立ち、一石三丁くらいなのでぜひやってほしいです。

【補足】
最終面接でアドバイスをいただく機会があり、一次の逆質問でどういうエンジニアを求めているかを聞いておいたほうがいいとおっしゃっていました。それが二次以降のアピールに活きるそうです。私はそこまで頭が回らずできませんでしたが、ぜひ試してみてください。


最終面接(二次面接以降)について

最終面接や二次面接以降では一次やカジュアル面談以上に会社への理解が求められました。最低限下の項目は抑えて、私のようにせっかくの一次、二次の選考通過をパーにしないでください。

・志望動機をきちんと言えるようにしておく
・社長の名前と簡単な経歴
・事前に提供しているサービスを使って、何かしら意見や質問を言えるようにしておく
・会社ホームページをすべて確認して、書いてあることを質問しないようにする
・Twitterで検索してみて、趣味嗜好を見ておく

また、私は最終面接前には面接官は誰になるのかを聞いておきました。そして、大抵の場合、最終面接に出てくる役員の人はWantedlyのインタビュー記事や会社HPでのインタビュー記事が見つかるはずなので、記事を予めチェックしておきました。

そして最後の逆質問で、面接官のパーソナルな部分を深ぼるようにしていました。(昔話や苦労話系がいいかと思います。)役員の人はたいていその会社に強い想い入れがあるので熱く語ってくれます。最終面接では特に役員の印象が重要になってくるので、この方法はすごくおすすめです。大事なのはとにかく相手に話してもらうことです。面接なのに人の話を聞くことが重要なのか?と思われるかもしれませんが、最終面接では面接官の印象が最重要です。もちろん、笑顔を心がけるようにしましょう。

実は私も最終面接で落とされるということがよくあって、Youtubeで「転職 最終面接」と検索してヒットしたUtsuさんという方のチャンネルの動画をよく見ていました。上の内容はこのチャンネルの動画を見て勉強したものです。すごくおすすめできるので、ぜひ見てみてください。


さいごに

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。内容は私の主観も入り混じっているので、鵜呑みにするのではなく参考にするくらいの距離感で読んでいただければと思います。個人に合う転職戦略は色々あり、正解はないものだと思っていますし、自分で体験しないと分からない部分もたくさんあると思います。体験する中で、自分の頭で考えながら最適な方法を模索していくのが良いかと思います。

私自身、一度Web系エンジニアへの転職に失敗しているのでそう強く思うのですが、ポートフォリオ作りがうまく進まなかったり、面接で思うような結果が出なくても、失敗を受け入れて試行錯誤しながら成功するまで続けてしまえば結果は必ず出ると思います。応援しています!
私は次の目標に向けてまた頑張っていこうと思います。

これを読んでくださった方の転職が成功することを願っています。何か相談や質問等ありましたら、お気軽にDMなどでご連絡くださいませ。

https://twitter.com/sakai_1910

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