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2023年堺市長選挙振り返りのつどい

「負けたのにこの熱気は何だ!」
 閉会挨拶の元副市長・高橋保さんの言葉が物語る会場の雰囲気でした。

9名の市議を含む満席119名の参加、15グループで討議。「市長選の感想」「なぜ投票率を上げられなかったのか」「これからどうするか」の3テーマ。

 オープニングは、候補者を務めた野村友昭氏、選対から木畑匡市議と西哲史市議、住みよい堺市をつくる会事務局長・丹野優氏からご挨拶を頂きました。

 維新はこれまで4回の市長選で必ずきっちり14万票を叩き出す一方で、私たちの側は投票率低下に伴って連続して得票を減じてきました。
 非の打ち所がない候補者、市民の手で練り上げられた政策、天をも衝くような市民ボランティアの立ち上がり、1400万円の市民カンパ、市外からの多数の市民グループの支援。それでも、私たちは3人に2人の市民を投票所に足を運ばせる事ができなかったという痛恨の大敗でした。
 市民型選挙と自負しながら杉並とは月とスッポンの差。それでもここからしか私たちはスタートできません。

 討論を通じて、市民を二分する大きな争点作りができなかったこと(ニセ「財政危機」だったのが、これへの批判は市民には刺さらなかった)、現役世代には延べ120万枚を超える全戸ポスティングや数々の街宣だけでは届かない現実、市民型と言いつつ全てを引き受ける覚悟と能力の欠如、女性が前に出ていないジェンダーアンバランス、世代継承も少しづつ進んだとはいえまだまだ、巨大政党の現役相手に政党事情に足を取られての出遅れによる知名度浸透不足など課題も浮き彫りになりました。

 生活と政治をもう一度結びつける地道な市民運動の再構築の先にしか4年先は見通せません。疲れ切って脱力感に襲われた状態から脱して、また再び歩みを始めよう、市民1000人委員会は維持・存続していこうと決意を固めたつどいでした。

 引き続き、皆様のお知恵とお力をお貸し下さるようお願いし、ご報告と致します。

堺市民1000人委員会



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