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「生理の貧困」問題を受け、江東区でも生理用品の配布が決定しました!4/5(月)から。区内2箇所にて。


経済的理由などで生理用品を十分に入手できない「生理の貧困」の問題が、注目されています。
皆さんも新聞やYahooニュースなどで目にしたことがあるんではないでしょうか?

若者の5人に1人が「生理用品を買うのに苦労した」という調査結果の発表を受け、一部の自治体で役所の窓口や学校で無料配布する取り組みが広がっています。



 調査を実施したのは、生理に関する啓発などに取り組む任意団体「#みんなの生理」。過去1年に生理を経験した高校生以上の学生を対象に、2月17日からオンラインでアンケート調査を実施。3月2日までの集計結果を公表した。
 集計結果によると、過去1年で、金銭的理由で生理用品の入手に苦労したことがあるかとの質問に、「ある」と答えた人は20・1%に上った。また、過去1年以内に、金銭的な理由からトイレットペーパーなど生理用品でないものを使ったことがあると答えた人が27・1%いた。さらに、生理用品を交換する頻度を減らした経験のある人は37%に達した。
 アンケートの自由記述欄には「生理用品の値段をもう少し低くしてもらえたら生活費に回せる」「月経困難症で定期的に産婦人科に通っている。母子家庭で学費を自分で払っている大学生には経済的に厳しい」といった切実な声も寄せられた。


江東区でも生理用品を防災備蓄していましたが、購入から10年が経過しており、今年度新たに買い直すタイミングだったそうです。

メーカーによって異なりますが「3~5年」を推奨使用期限としているそうで、江東区で備蓄していたものをみなさんに配布することは断念したとのことでした。

…だが、東京都が動いてくれました!!


今回東京都が備蓄していた生理用品を希望する自治体に配り、自治体が窓口になり配布することになりました。

180パックとわずかな量ですが、4月5日(月)から区内2箇所にて配布します。


以下の区のホームページにてご案内しています。
https://www.city.koto.lg.jp/057102/seiriyouhin.html


【配布について】

1. 配布日時


令和3年4月5日(月)から


⑴江東区男女共同参画推進センター
 午前9時から午後9時まで

⑵江東区社会福祉協議会
 午前9時から午後5時まで

※無くなり次第、配布終了となりますので予めご了承ください。


2. 配布場所


⑴ 江東区男女共同参画推進センター(扇橋3-22-2パルシティ江東2階)

⑵ 江東区社会福祉協議会総務課(東陽6-2-17高齢者総合福祉センター2階)


3. 配布内容


生理用ナプキン1パック(30個入)

※お持ち帰り用の袋はご持参ください。

※メーカーの使用推奨期限を経過している用品となりますので、ご了承ください。


4. 受取方法


窓口に設置するカードを指さす、または、スマートフォン等で本ページを画面提示していただければお渡しいたします。
  

※本人証明等のご提示は不要です。

※受取時にお名前や住所、年齢などの個人情報はお聞きしません。

※1世帯につき原則1パックの配布とさせていただきます。



最後に

この「生理の貧困」問題、私は単なる貧困だけでなく(もちろん貧困も重大な問題です)、ジェンダーの問題でもあると考えています。

毎月(およそ28日周期)やってくる生理の度にまとまった数が必要な生理用品が軽減税率対象でなかったり、月経困難症やPMSに悩みながらも適切な医療が受けられない。

また職場で生理休暇を認められないなど男性に理解されず苦しむ女性も多いです。


性教育(人権教育とも言われます)が遅れていることによって、初潮の際の家族のケアが不足する、こどもの人権が無視されるなどが起こっていると考えています。

声を上げづらいテーマに取り組んで下さった、任意団体「#みんなの生理」さんには感謝申し上げます。
そして、社会課題に取り組んでいくことの必要性をまた1つ実感する出来事でした。
微力ですが、一つひとつ…

私も頑張ります!




 
 

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