(雑記)既視感のある質問文
こんにちは!特許調査の仕事をしてます、酒井といいます。
この記事は「最近生成AIを使ってきた感想」を書きます。
また何ヶ月か経つと違う感想を持ちそうな予感がするので、
気軽にお付き合いください。
ChatGPTに課金した
少し前からChatGPTに課金して使ってます。月額約20ドルです。
課金を検討したのはもう少し前だったんですが・・・ちょうどその頃(2023年11月)、OpenAIの設立者、サム・アルトマンの解任騒動がありまして
「えー、サム・アルトマンが解任されるんだったら、今後の方向性がかなり変わるかもしれないし、今は課金やめておこう」って様子見に入り
その後、復帰が決まって「じゃあやっぱり課金する」ってなりました。
ChatGPT4(有料版)でできること (2024.02時点)
ネットでも解説記事がいろいろ出てますし、
今後、機能もどんどん追加されていきそうなので、ごく簡単に。
無料版のChatGPT3.5だと入力欄はこんな感じで・・・
ChatGPT4だと「ファイル読み込み」ができます
これが使いたかったんですよねぇ!
PDFとかCSVファイルとか、画像ファイルなども扱えます。
以前撮影した画像について聞いてみました
正解です!
入力画像は2019年の建設中で、足もとなんか「ザ・現場!」って状況ですが
Wikipediaで見るとかなり建設が進んだ様子。とっても華麗。(いいなぁ)
・・・と、そんな話はさておき
基本は「性質と限界を知る」ことから
これは、特許データベースを使うのでも
ネット上で何かを探すのでも、
いやいや、調べものに限らず
「お湯をわかす」とか「家から目的地まで移動する」
何にでも言える事だと思うんですが
何か(A)を使って何か(B)をする場合
特に、頻繁に使うのだ、とか
時間短縮したい、効果的に使いたい・・・という場合
(A)の性質や限界を知っておくことは有用です。
たとえば・・・「お湯をわかす」の例で考えてみましょう。
何か(A)を使って お湯をわかす、の 何か(A)には
どんな手段があって、
それぞれどんな性質・限界がありそうか?という例です
せっかく(?)なので、ChatGPT3.5に聞いてみました!
使われる場面や長所が「性質」、短所は「限界」という感じになりますね
先ほど、下記のように書いたのですが・・・
逆にいうと「お風呂くらいの規模でたくさんお湯を沸かしたい」が
「特に急いでいないし、1回限り」であれば、ヤカンで何度もお湯を沸かしたっていいと思うのです。(保温の問題は考えないことにします 笑)
ですが「毎日お風呂に入りたい」のであれば、浴槽と湯沸かし器を導入するか、銭湯や温泉の近くに住むか、という選択をしそうですよね。
そして、生成AIの話題に戻りますと
「生成AIって便利そう」に見えるけど
やりたいことによっては、Excel関数の方が速い、とか
Instagram内で検索した方が適切なケースなんかもあります。
それはやっぱり、道具の一種だからですよね。
既視感のある質問文には、既視感のある出力
そして、この記事の投稿タイトル
「既視感のある質問文」について書きます
ChatGPTなどの「生成AI」の中で、テキスト情報を扱っている部分には大規模言語モデルが使われている、とされています。
上記の説明文を更に簡略化すると、文章を生成するAIって
「ものすごく大量の文章データを集めて、統計的・確率的に処理し」
「入力した質問文に対して、確率的に一番自然な内容で出力を返す」
・・・という性質のもの、と現時点では理解しているのですが
さきほどの「お湯を沸かす方法」の例、もう一度貼りますね
上記に貼った出力一覧って、まさに
「”お湯を沸かす方法”を確率的に最も自然な順」で出力したもの、
という印象を受けました。
そして、もうひとつ思ったのは
「入力に沿って出力をするのだから、既視感のある質問をすると 既視感のある答えを出力する可能性が高そう」ということ。
逆にいうと・・・
AIを使って「おお!」と感心するような答えを引き出したい場合は
質問文入力の段階で ”頭のいい質問”をするとか、
既視感の薄い、独創的な質問文を作った方が
「おお!」って感じられる答えが出やすそう、と思いました。
・・・これって考えてみたら
検索エンジン(Googleとか)に検索語を入れる技術と似てますよね!
次回に続きます。
次回は「最近ChatGPT4に投げた入力文」をいくつか書く予定。
仕事に使ったものも、そうでないものも、両方書きますね!
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