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「横浜市立義務教育学校 緑園学園」が開校

本日4月1日、泉区緑園地域に義務教育学校(小中一貫校)としては市内3校目となる「横浜市立義務教育学校 緑園学園」が開校しました。
緑園地域にはこれまで中学校がなく、緑園周辺に住む子どもたちは少し離れた岡津中学校に通わざるを得ませんでしたが、平成20年に、それを改善すべく緑園中学校設置推進協議会の石田代表や保護者が立ち上がったことで、本日開校を迎えることができたという経緯があります。
緑園に中学校をつくるためには、岡津中学校の分離新設という形を取る必要がありましたが、横浜市の設置基準の関係でそれは難しく、活動をしている方々が頭を悩ませていました。
そんな中、たまたま名瀬地域のお祭りに顔を出していた坂井に、あるお母様から中学校設置の陳情が来ました。

「坂井さん!緑園に中学校をつくってください!」
中学校設置に難航していることを聴いた坂井は、そのお母様の熱意に動かされ、皆様方と一緒に本気で中学校設置に向けて動き出しました。
坂井は国や市にヒアリングを行い、分離新設とは別の「小中一貫校新設」であれば、緑園地域にも学校をつくれることを知りましたが、財政難を抱える横浜市で小中一貫校を新設するためには、国からの予算が必要でした。
当時の学校教育法第1条には、小中一貫校の枠組みがなかったため、このままでは国から予算が下りません。そこで、学校教育法第1条の学校の定義に「義務教育学校」という枠組みを増やすことで、横浜市に国からの予算を下ろせるように働きかけました。
そして、平成27年11月24日に横浜市教育委員会による「泉区緑園地区における小中一貫校の設置について」の説明会が地域の方々に行われて、9年制を活かした緑園ならではの学校を開校することになりました。
本日、このような素敵な日を迎えられた背景には、地域の方々の並々ならぬ熱意と継続力がありました。
「地域のために、子どものために」と一生懸命活動されてきた方々に心から感謝を申し上げます。
(スタッフS)


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