1月1日。抱負だったり、お願いだったり、スタートを整えたけど、結局は、おみくじで凹んじゃう。
夢の解像度が高い。 記憶が上書き保存されてしまう。 昨日は走った。 祭りのような人混みで 背中しか見えない。 船着場に急いでいる。 抱えた子どもの白い靴が脱げた。 渦に靴が飲み込まれてしまう。 船に進むか、靴を探すか、 靴を探しに戻った。 2022.1.10 晴れ
仕事初め、街を歩いたら、 みんなキラキラしていた。 笑顔とか服とかじゃなくて、 なんか、そう、背筋が伸びた感じ。 雪国の朝のような、 澄んだ空の下で輝いている空気。 きれいな自然現象。 2022.1.5 晴れ
ある時、 自分の中身が残り少なく感じた。 学校で得た知識や知恵が、 もう古びて古典になっている。 感じたことや考えたことも、 賞味期限はすでに切れている。 倉庫の扉を開いて使ってきたけれども 気がついたら在庫がほとんどなかった。 だから、 20年前の自分に戻そうと思っている。 2022.1.3 晴れ
初詣は郊外の小さな神社へ。 狭い境内に屋台が並び 玉こんを頬張る人が篝火を囲んでいる。 コーヒー100円。 味は微妙。 でも、 嬉しい。温まった。 お金を手渡してコーヒーを受け取る。 チョコレートがおまけで一粒。 ありがとうと言葉を添えてくれる。 中吉だったけど、それ以上になった。 2022.1.2 晴れ
元日の朝は雪かきから。 猫のトラックが通り過ぎて ドライバーが会釈をする。 赤いバイクが通り過ぎて 配達員と挨拶を交わす。 モノを運んでいるのはヒト。 贈り物は相手の気持ちも温めたいけど、 届けてくれる人の気持ちも温めたい。 温かいまま手から手へ届けるために 今日の僕ができることをする。 それが雪かきなんだと かなり強引に思い込んでみたら、 それほど今日は疲れなかった。 2022.1.1 晴れ時々、小雪
