循環器病棟配属になったら知っておきたい略語と専門用語

循環器病棟に配属されると、循環器に関連する疾患や治療法、検査技術についての知識が求められます。この分野は専門的で複雑なため、略語や専門用語に慣れることが、効率的なコミュニケーションと高品質な患者ケアの提供に不可欠です。以下に、循環器病棟で遭遇する可能性のある主要な略語と専門用語を紹介します。

略語

  1. CAD(Coronary Artery Disease):冠動脈疾患。冠動脈が狭窄することによって心筋への血流が不足する状態。

  2. AMI(Acute Myocardial Infarction):急性心筋梗塞。冠動脈の急激な閉塞により、心筋が壊死する状態。

  3. CHF(Congestive Heart Failure):うっ血性心不全。心臓が血液を全身に送り出すことが困難になる状態。

  4. HTN(Hypertension):高血圧。血圧が正常値以上に持続的に高い状態。

  5. AF/Afib(Atrial Fibrillation):心房細動。心房が不規則に速く収縮するリズム障害。

  6. PCI(Percutaneous Coronary Intervention):経皮的冠動脈インターベンション。カテーテルを用いた冠動脈の治療法。

  7. ECHO(Echocardiogram):エコーカルディオグラム。超音波を使って心臓の構造や機能を観察する検査。

専門用語

  1. 心筋梗塞:心臓の筋肉が血流不足により損傷すること。

  2. 狭心症:心筋への血液供給が不足して起こる胸痛。

  3. 心不全:心臓が体の要求するだけの血液をポンプできなくなる状態。

  4. 冠動脈バイパス手術:閉塞した冠動脈を迂回するために、他の血管を使って新たな血流の道を作る手術。

  5. ペースメーカー:心拍数が遅い、または不規則な場合に、電気刺激によって心臓のリズムを正常化する装置。

  6. 抗凝固療法:血液が固まるのを防ぐために用いられる薬物治療。

まとめ

循環器病棟での仕事は、多岐にわたる専門的な知識を要します。上記の略語と専門用語は、日々の業務で頻繁に遭遇するものばかりです。これらの用語を習得し、理解することで、患者ケアの質を高め、チーム内でのスムーズなコミュニケーションが可能になります。心臓病の治療とケアは常に進化しているため、最新の知識を得るために積極的に学び続ける姿勢も大切です。

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