逆子だと胃の圧迫感が増えてしまうのか?
先日こんな質問をいただきました。「逆子で苦しいです。苦しいのは逆子だからですか?」
逆子の妊婦さんは苦しく感じる人が多いです。その苦しさの理由は胃の圧迫だと思っている人が多いですが、胃の圧迫が原因ではありません。
今回は胃の圧迫で苦しくない理由と、逆子の妊婦さんが苦しく感じる原因をお伝えします。
今回お伝えする内容は3つ。
逆子で胃の圧迫感を感じる原因
胃の圧迫感を感じる根拠
胃の圧迫感を改善する方法
この3つをお伝えしていきます。
逆子が原因で胃の圧迫感は感じない
まず始めに、逆子の妊婦さんは胃の圧迫はされません。頭が上になっていても胃の圧迫はされません。
逆子の妊婦さんで胃の圧迫感のない妊婦さんは大勢います。
もし胃の圧迫感の原因が逆子なら、逆子の妊婦さんみんなが胃の圧迫感を感じているはずです。
ですが、妊婦さんの中で胃の圧迫感を感じているのは逆子の妊婦さんが多いです。
胃の圧迫感の原因は〇〇
なぜなら、胃の圧迫感の原因は自律神経の乱れだからです。
自律神経が乱れていると胃の調子が悪くなり、少し圧迫されるだけで圧迫感を強く感じるようになります。
もちろん胎児がいれば内臓も多少圧迫されます。ですが、強く圧迫感を感じるのは逆子が原因ではなく、胃が悪いからです。
その根拠として、胃の圧迫感を感じる妊婦さんの逆子治療を行うと、逆子が治っていない段階で胃の圧迫感はなくなります。逆子治療を通して自律神経が整うことで胃の調子が良くなり胃の圧迫感が減ります。
自律神経が乱れているから逆子が治らず、あまりにも自律神経が乱れていると胃の圧迫感を強く感じるようになるということです。もっと悪くなると嘔吐や吐き気がでるようになり、後期つわりになります。
仰向けと食後に胃の圧迫感を感じやすい理由
仰向けと食後に胃の圧迫感を感じやすいのも同じ理由で自律神経が乱れているからです。妊婦さんは仰向けになれます。1時間くらいなら全然平気です。
想像してみてください。例えば、子犬や子猫がお腹に乗っていたら苦しいですか?多少圧迫感はあるものの苦しいと感じるほどの胃の圧迫感はないはずです。妊婦さんも同じです。
胎児の大きさは約2kgです。圧迫感は多少あっても苦しいほどではないはずです。仰向けになると胃の圧迫感が強くて、仰向けでいられないというのは胃の調子が悪いからです。
食後に胃の圧迫感を感じるのも同じです。もちろん、食後は胃が膨らむので普段よりは胃の圧迫感を感じるはずです。ですが、普通は苦しいほどは感じません。
苦しく感じるほどの胃の圧迫感は胃の調子が悪いからです。例えば、妊婦でなくても胃の調子が悪い時にご飯を食べれば苦しいはずです。それと同じです。
実際にどちらも多くの逆子の妊婦さんは感じていません。逆子だからではなく、胃の調子が悪いから感じます。
妊婦さんの中では逆子の妊婦さんの方が割合が多いけど、逆子の妊婦さんの多くは胃の圧迫感を感じていないとうことです。
胃の圧迫感が改善すれば逆子は治りやすくなる
胃の圧迫を改善できれば、逆子は治りやすくなります。なぜなら、胃の圧迫が改善しているということは自律神経が整っているからです。自律神経が整えば胎動が増えます。胎動が増えれば胎児が回りやすくなり、逆子は治りやすくなります。
逆子のためにも胃の圧迫感のない快適な妊娠生活を過ごすためにも、自律神経を整えることが大切です。自律神経を整えるのはとても簡単です。
お尻のマッサージと足裏のマッサージをセルフケアでするだけで自律神経は整いやすくなります。
逆子が治りやすくなる最もいい方法
お灸です。世界中でお灸の研究がされていますが、その研究では逆子を治したいならお灸がいいと結論づけられています。リスクなく自宅で簡単に安価でできるからです。
おすすめのお灸は『自宅でのお灸におすすめの市販お灸2選』でお伝えしています。
まとめ
この動画を簡単にまとめると、胃の圧迫感の原因は逆子ではなく、自律神経の乱れ。
なぜなら、自律神経が乱れて胃の調子が悪くなることで、胃が敏感になり強く圧迫感を感じるからです。胃の圧迫感を感じやすい仰向けと食後に苦しい理由も自律神経が乱れているからです。
もし逆子を治したいなら、鍼灸を受けたりセルフケアをやってみてください。
ということです。