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ステーキナイフ

かれこれ10年近く前になるかな。肉焼きで有名なシェフが独立して、当然話題となり、食関連のありとあらゆる雑誌に掲載され、瞬く間に人気店となった。僕もときどき食事に行っていたのだが、なにを食べてもおいしい。もちろん肉焼きも素晴らしく、一度食べたら誰もが虜になるほどだった。

ただ、ひとつだけ不満があった。ステーキナイフにまったく、こだわりがない。なんなら切れない。毎回ストレスだった。独立したばかりで必要以上にお金がかかってしまい、ナイフをケチったのかと思った。

個人的に、市販のステーキナイフは10本ほど持っている。どれも気にいって買ったものばかりなので、大事に使っている。そのうち、僕ならここをこうするのに、とか、小さな不満が重なっていった。そんなとき、片岡哲さんと出会った。

まさか、ステーキナイフを作ることになるとは思いもしなかった。

僕も大概こだわりが強いほうだが、それ以上にこだわりが強い、プロダクトデザイナーの片岡哲さん、そして、凄いステーキナイフが完成した。となると入れ物にもこだわりたい。難波治さんにお願いして、これまたすばらしいのが出来上がった。

先に店頭販売からスタートしたのだが、正直、安いものではないので売れないと思っていた。ところが予想外に売れている。ネットから買えないのかと、問い合わせも多く(驚くほど)いただいている。

写真撮って、ページ作ってと時間がかかりましたが、ようやくサイトからご購入いただけるようになりました。

完売をもって再販の予定なしで終了となりますので、ぜひご購入いただけましたら幸いです。

https://www.omi-gyu.com/c/goods/gd1689

ありがとうございます!