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教えるということ

2014/3/5鹿児島県志布志で産まれ、何産かした後、2023/11から鹿屋で7ヶ月かい直した経産牛です。枝肉のまま枯らして21日経過したところで骨抜きして取引先へ。

気になる牛だったので食べに行くも、前菜食べ過ぎて肉食べ切れずサンドイッチにしてもらう。熟練のサービスマンのすすめ方が上手すぎて、ついつい前菜の無限ループにはまってしまった。

後輩が入ってくると先輩が教えるのはどの業種も同じだと思います。肉屋の場合、技術職なので、教え方を間違えると後々大変なことに。変な癖がついてしまうので教える側は復習も兼ねて慎重に。

ここで重要なのは、教える者が基礎を自分のやりやすいようにアレンジしている場合、要注意です。いきなり桑田佳祐の歌い方でボイストレーニングするようなものです。

現場で新人の子を見ると、基礎もできていないのにめちゃくちゃな切り方している子がいます。まさにアレンジした形無しスタイルを教わった結果です。見様見真似で素人が切った肉でもおいしい場合もありますが、お金をいただく以上、プロの仕事をしないといけません。ほんの僅かな差が味に直結します。

他人に教えるということは、自分の成長の確認にもなるし、新たな気づきもあります。無自覚なアレンジの修正にもなります。

適当な仕事からは、おいしい肉は生まれません。

ありがとうございます!