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年代別の働き方

まったく映えない写真ですが、これハヤシライスなんです。テーブルに運ばれてきたとき、ぐつぐつ煮えたぎっていて、熱々をご飯にかけるのですが、世界一おいしいハヤシライスだと思います(洋食おがた)

店主の僕が言うのもなんだが、うちのスタッフは恵まれている。僕がもし、20代に戻れるなら間違いなくサカエヤを選ぶだろう。だってこんなに可能性がある肉屋は他にないでしょう。あまり言うとやらしさ満載なので適当なところでやめておきますが、働いてる子たちがいちばん強く感じていると思います。

スタッフの平均年齢は25歳です。お客様によっては自分の子供のように接してくれたり、野菜や果物、旅行のお土産など、我が子のように可愛がってもらっています。これだけでも、ものすごい財産です。

僕が修行時代を思い出しても、そんなことは一度もなかった。唯一、武邦彦さん(武豊騎手のお父さん)から、競馬の鞭をもらって困った記憶しかないです。

先日、ある方と年代別の働き方ってあるよなぁ、という話しをしていて、我々世代の経験含めて参考に書いておきます。

まず10代は働くというより社会へ出るためのウォーミングアップです。部活で上下関係を経験したり、友達作ったり、世間を知る前の準備期間です。少々無茶をやっても許されるのが10代です。

20代は、過去にも何度か書いてますが、量をこなす仕事をする期間です。質より量です。働きたくても制約がある時代ですから、思うような働き方ができませんが、とにかく肉を切りまくって、掃除しまくって、仕事の体力をつける時期です。

30代は、量より質です。つまり技術の習得であり、習ったことをブラッシュアップする時期です。20代で基礎を徹底的にやっているので、技術の習得は早いはずです。ここで20代でサボっていたり、反抗的なことをやってた子との差がでます。

40代は人脈です。同級生が第一線で頭角を現す年代なので、その輪の中にいれば、必然と素晴らしい人脈ができます。30代では考えられなかった人と巡り会うのも40代です。そのためには外に出られる体制を作っておかないといけません。いつまでも休みもなく朝から晩まで肉を切ってるような一人親方では人脈はできません。

50代は健康です。30代40代で酷使したツケが回ってきます。でも日頃からケアしていれば大丈夫です。年に一度の人間ドックや定期検診。できれば40代で作った人脈のなかにドクターがいれば心強いです。医者の知り合いは多いに越したことはないです。

60代は、まさに今の僕です。50代まで良い仕事に恵まれてきた人は見た目が違います。若々しくエネルギーに満ち溢れています。お金があるとかないとかではなく、人徳の60代と言えるでしょう。まだまだやりたいことが残っているので、僕はそこを目指しますが、会長職についてゴルフ三昧の方もいれば、第一線を退いて田舎暮らししている知人もいます。

僕の場合、体が動く限りプレイヤーとしてやっていきたいので、それも含めてこれからはより丁寧に生きないと。


ありがとうございます!