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遺伝

遺伝、大抵は悪い事を遺伝のせいにする。
あまりいい事でそれを重く感じる事はないような気がする。

お母さんに似て美人だね。
背が高い家系だね。
お父さんに似て賢いね。
おじいちゃんに似て絵が上手いね。

こんぐらいかな?  いい事。


しかし、悪いことは逃れられないほどに絡みついてくる(大袈裟)
体質となれば、なおさらだ。


長男ゆっちは、尿酸値が高い。

それも半端なく。


大学生の時のある日、アレルギーかなんかで血液検査をして、結果を持って帰ってきた。
「ここ、高いみたい」

尿酸値だ。

は?何かの間違いじゃね?


高尿酸値といえば、通風。
通風といえばお酒、飽食。

30代の運動不足のお腹が出ている接待好きのサラリーマンがなるやつやん。

私の周りにも3人いた。
ある日いきなり足を引きずって出勤するのが特徴。
机の上には1Lの水のペットボトル。
これがお決まりだ。

ゆっちは、お酒が飲めない。
ジムに行き、趣味は自転車。
体重は私より多分軽い(身長171)
それに何より、大学を卒業したばりの若造だ(若者か?)。

どこにも思い当たるものがない!


あとは………遺伝か。



元夫のお兄さんに聞いてみることにした。


「間違いなく私方の遺伝です。すみません。」  …返事が来た

お兄さんも、30代から薬を飲んでいるらしい。


かかりつけ医に相談したところ、尿酸値は7以上で投薬と決まっているらしい。
食べてはいけないもの、鶏レバーと白子。
それを避けて、水分をたくさん摂り様子を見ることになった。



しかし、職場の健康診断で、ゆっちは「9」をたたき出した‼️



職場の保健師の方や上司のただならぬ様子に、本人もびびって帰宅。


「はい、投薬ね」かかりつけ医。


それからゆっちの薬は、10mmから20mmにアップし、これから一生尿酸値のコントロールが必要になる。


今のところ若いという事で、事なきを得ているが、やいやい言わないと薬を飲み忘れ、ジムで汗を流す(水分消失)。そのうち足を引きずる事になるのは目に見えている。


朝、バタバタしている時に飲み忘れやすい薬を、就寝前に変更。
なぜか絶対に飲み忘れないR-1に貼り付けておくという工夫をしている。(私が)

もう何年も飲み続けているR-1


それでも週末など、友達のところに泊まるときなどは忘れがちだ。
そんな時は、「一回通風になるがよい。」と思うが、


通風とは、本当に痛いらしい(泣)



遺伝って、怖い。


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