韓国出張 還暦編
コロナ後、2回目の韓国出張。
今年還暦の社長と私。
(東京支店の店長は、ワクチンを打っていないので連行せず)
私達は、小さなアパレルをしている。
コロナ前は、年に最低でも3回出張していた。
メーカーさんに行く時もあったが、ほとんどはサンプル収集。
市場や路面のブティックでサンプルを購入する。
一番多い時で40万円ほど購入し、社長と東京支店のひとのトランクはパンパンになったものだ。
ところが年々物価が上がり、今ではよほど参考になる物しか買えない。
(以前は安いのでちょっと気になるものは全て買っていた)
素材も以前に比べると、良くなっているせいもあるだろう。
以前はスタイルは良くても、触るとバシバシだったりした。
食いしん坊の私たちは、食べるものにもこだわった。
アテントしてくれる現地の人がいない限りは、あらゆる情報をYouTubeで調べてくる社長。
気に入ったら、そればっかりだ。
ここ10年来のお気に入りは
狎鴎亭(アックジョン)のタコ。
日本でブームになったものは制覇した。
タッカンマリやヤンニョムチキン。
キンパに独特な甘さのサンドイッチ。
タッカンマリ横丁の凄い火力のコンロで社長の眉毛が燃えようが、構わず頬張った。笑
しかし、今回は違った。
あっさり系に走ったのである。
あんなに好きだったタコには足が向かなかった。
私達にはもうこれで充分だ。
トルネードポテトや、チーズが伸び〜るハットグなどの屋台は、「あと20年若かったら食べれたかな」とか、いいながら足早に通り過ぎる。
だが今、韓国ではおしゃれなパンが流行っているらしい。
今回は町屋を改造したような地区(YouTube情報)のカフェで、美味しいパンを頂いた。
この後2万歩を達成した私達は、夕食後に2時間の睡眠を取り、再び夜市場に向かった。
もう休憩がなかったら、一歩も歩けない。
40代の頃の私達は、この工程を一泊でこなし、サムギョプサルをたらふく食べた。
帰りの荷物にはトランクの他にダンボールもあった。
ダンボールの中身は、辛ラーメンや話題のお菓子がつめつめだ。
そんなものも買い込んでいた。
20年の経年劣化は、私達をこんなふうにした。
今は2泊になった出張も、そのうち3泊になるんだろうな。
〈今回の工程〉
1日目
3時ごろに東大門のホテル到着→高速ターミナル→カロスキル→東大門のファッションビル→夜市場
2日目
東大門のアウトレット→明洞→イクソンドン→サムチョンドン→休憩→カルビスープを食べに3駅ほど→2時間休憩→東大門夜市場
3日目
ホンデの予定を却下。
朝ご飯にドーナツを食べる→空港→金浦空港のロッテ百貨店→チェックイン(搭乗口で2時間爆睡)
帰国の飛行機、機内食以外の会話や記憶なし。
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