迷惑かけることが、相手にとって幸せなこともある（47/100）
去年の８月、我が家は妻の実家に移住してきました。
移住してきてから
週に2回、娘の保育園のお迎えを義父にお願いしたり
週に2回、夕飯の準備を義母にお願いしたり
義父母には、頼りまくり、お世話になりまくりな毎日です。
申し訳ないなぁ、という気持ちはゼロではありませんが、
義父母が嫌そうではないこと、どちらかというと好きでやってくれているだろう
そう感じてはいたので、頼らせてもらっていました。
そんなある日の今日、たまたま、
義母が親戚の方と話をしている声が聞こえてきました。
内容としては、親戚の方から、
孫の面倒をみるのは大変じゃない？という質問をされていたのです。
そこで、義母はこう答えていました。
娘たちが、家を出て行ってからずっと2人で暮らしていた。
こうやって娘家族が戻ってきてくれて
孫の世話をできたり、また料理を作ってあげたり
こんな時間が持てるとは思ってなかった。
こんな幸せなことはない。
もちろん大変なこともあるし、けど毎日の張り合いになってる。
幸せな時間をもらってる。
そういう内容を義母が答えていたのです。
たまたま聞こえてきた、盗み聞きしたみたいな感じだったのです。
けど、その会話を聞いて、僕は泣きそうになってしまいました。
僕はこれまで、『人に迷惑かけたくない』
そう思って自分だけで頑張ろうとすることが多かったです。
人に頼るのが苦手だったので、ずっと頼れるようになりたいと練習してきました。
最近ようやくですが、実はこれまでも自分だけで頑張ってきたわけではないこと、
自分だけで頑張ってきた気でいただけなんだと分かってきましたが。
けど、今でもよく『人に迷惑をかけたくない』と思いがちです。
そんな僕としては、義母の言葉は、驚きだったのです。
冒頭にも書いたように、もちろん、義父母が孫の世話などを
嫌ではないことは分かっていたつもりです。
嫌ではないことは分かっていたけど
『幸せなこと』と明確に伝えられたことはなかったし
そこまで思っていてくれたと知ったのは今日でした。
心のどこかで
娘の世話は親だけで頑張らなければいけない
家事は自分たちだけでやらなければいけない
きっと、そんな風に思っていたんです。
そう思っていたから
娘の世話を手伝ってもらうこと、料理を手伝ってもらうこと
これらは、相手に迷惑をかけることだと思ってしまっていたのです。
娘の世話・料理の手伝い ＝ 迷惑かけること
こうなっていたのです。
だから、義母の言葉に、衝撃を受けたのです。
娘の世話・料理の手伝い ＝ 幸せなこと
僕が思っていたことと、正反対だったから。
僕が相手に迷惑かけると思っていること＝相手にとって幸せなこと
こうなるわけです。
これって、プライベートだけじゃなく、仕事でも同じようなことが起きてるよなぁとも思いました。
職場の人、同僚、上司には迷惑をかけたくない。
そう思って、自分だけで頑張ってしまっているかもしれません。
けど、相手にとっては、迷惑どころか、好きで得意で幸せなことな可能性があるわけです。
なんか、これ、働き方とか、生き方とか、全部に通じる気がしています。
ちょっとした転換かもしれないけど、すごく良い循環になるのではないかと思っています。
というわけで、
迷惑をかけるかもって、思うとき、適切な人に頼ると、相手にとっては幸せなこともあるというお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたー
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