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男性育休はとった後の方が大事だと実感中な話

最初にお断りしておくと、このnoteは男性育休の是非を問うとか、世の中に男性育休を広めようとか、そういう趣旨は全くありません。
単なる僕の体験談の話です。

ということではじめていきます。

僕は、2016年末に娘が生まれました。
2017年から育休期間を1年間とりました。
育休といっても、会社に1年間育休をとれる制度はなかったので、子どもが産まれたタイミングで、仕事を辞めて独立して、最初の1年間は育児期間として子育てに集中することにしたのです。個人的に勝手な育休期間としたのです。

妻は職場の育休制度を使い、1年間育休をとり、娘が0歳〜1歳までの期間を
1年間2人で育児をしていました。

ここまで聞くと、まぁ良さげな話に聞こえます。
簡単に言うと、この期間はまぁまぁよかったのです。
問題はそのあとです、というのが今回の話です。


育休期間、僕は

おむつ交換、ミルク、お風呂、着替え、寝かしつけ、
夜泣き対応、予防接種、検診、公園、遊び、などなど

子育て思い出

子育てに関することを妻と一緒にやっていました。
日中は出かける時は2人で一緒に娘を連れていくことが多く
たまに妻に一人で出かける日を作ったりと、あれやこれや頑張っていたように思います。
もちろん、授乳は妻だったし、寝ている時に気づかずに対応してくれてたことは多かったし、いろいろと生活の計画を立てていたのは妻だったから

家事・育児の配分は
よくて【僕4:6妻】実際は【僕3:7妻】くらいだった気がします。

目の前のこと、家事・育児の今日やることは、かなり僕は回収していました。
けど、この目の前のやることを回収して
妻の負担を軽くするという
目の前だけ見ていたのだと今は思います。

隊長は妻で、実行するのが僕、みたいな感じだったわけです。

僕は、家事や育児をしている母親や妻として生活している人は、経営者の思考法をしてるなと思うのですが、

この当時の僕は、完璧に会社員・従業員思考をしてたのです。

言われたり、見えるものを僕はこなす。
ビジョンや計画を立てて、実行までしているのが妻という構造です。


これが、育休後の子育てで、どんどんボロが出てくるわけです。

今回やっている結婚5年目にして、家事を100%やるチャレンジをしているのが
まさにこのあたりを改善したいという試みでもあります。

まとめると、

男性が育休をとっている時に、家事や育児をできることは、ある意味で当たり前なことだと今は思います。
大事なのは、育休が終わってからも、どうやって育児・家事を行なっていくか。

育休中は、超ざっくりいうと【家事・育児】に集中できるわけです。
育休が終わった後は、妻も夫も【仕事・家事・育児】があります。
この時に、どうやって2人で分担してくかです。

「過去に育休をとっていたんだ。」というのは、今では何の意味もありません。
娘に、「赤ちゃんの時はよく抱っこしてたんだよ」と今日話したら
(腰痛があり、今の娘の体重では持ち上げられない、、、)

「今してくれないじゃない。ママしかしてくれない。」
「パパは仕事ばっかりで動かないじゃない。」と5歳娘。

過去の育休時期はやっていた、というのは単なる過去の栄光で、イタイやつだと実感したわけです。
大事なのは、今です。

週に1日はパパデーのような形で、家事・育児のメインを僕がする方式も取っていた事がありますが、
これも冷静に見ると【僕1/7:6/7妻】なわけです。ついつい何曜日はやってるじゃない、みたいに思いそうになるのが、いかにおかしいことか、こうやって書くと気づけるわけです😆

そして、もしこれから男性で育休を取ろうという人は、育休後にどうやって家事育児を自分がしていくか、どうやったらできるかを考えていくことが大事だと思います。
目の前のやることだけではなく、何の必要性があるか、長期的に考えること、優先順位、リスク判断、ママはたくさんのことを考えてやっているのです。
たくさん考えて、決断しているのです。
その背景の思考法を育休期間中にパパは学ぶことが大事だと思います。


ということで、僕はそれを育休期間中に学ぼうとしなかったので、今ようやく学ぼうと行動している感じです😆
実際にやってみて、気づくを繰り返しているところです(笑)


あ、ちなみに、【家事・育児】だけを2人だったからできるのです。
これを勘違いしてはいけないのは、仕事をしてないから1人で【家事・育児】はできるだろうではないのです。1人でやるのは無理ゲーです。
かなりかなり大変です。

そんな風に勘違いする男性がいれば、一人で1年間【家事・育児】だけをやってみましょう(笑)
驚くくらい決断力が上がり、知識と経験が増え、経営者的視点や専門家視点が養われ仕事のレベルが上がるでしょう(笑)それくらい負荷がかかるものです。

そういう負荷を請け負ってくれている世の中の母親はめっちゃ多い気がします。
少しでも、その負荷を半々にできる父親が増えるといいと改めて思いました。

はい、まずは、社会がどうのではなく、僕自身から始めたいと思います😆

育休がどうのではなく、妻が家事・育児でやっていることの本質的なものは何か、見えないところでやっている量と質、それによる決断の機会の多さ、負荷の大きさなど、ようやく少しずつその片鱗を感じられてきたところなので、引き続きやってきたいと思います。

ということで、今回は男性育休を1年経験した僕の体験談と持論をお届けしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまたー


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