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ハイレモンでハイになる

大麻所持で逮捕される人が後を絶たない。

大麻取締法。多くの人が「法律で禁止されているから大麻はよくないんだ」と口にする。無論僕もそう思っていたし、大麻がどれほど体に悪いのかと教育を受けてきた。


しかし、「じゃあ具体的に何が悪いのか?」という部分で正確に答えられる人は果たしてどれくらいいるのだろうか?

そして「体に悪いから禁止にしたほうがいいんだ」「覚せい剤と同じ」って考えの人は身近に潜む本当に体に悪いものについて、一体どう考えているのか?


タバコ・酒。これら酒肴品に関してどう考えてるのか問いたい。「これらはただ体を壊す。百害あって一利なしの言葉を体で表す物だ。それについてどう思うんだい?」と、お昼の校内放送でぜひ問いたい。「法律で禁止されていないからいいんです」って言う方は大麻よりも体に及ぼす害は尋常では無いという事についてどう考えているのか?生徒指導室でみっちり問いたい。


「何が悪いのか?何がダメなのか?」の理由の部分に「まわりが言っているから」以外の事由を考えられない人はダメなんだ。そんなんじゃこの世の中は生きていけないんだと密度の濃い個人授業をしてやるので放課後、保健室まで来なさい。




なんの話なんだーーー


ってそりゃもちろん、

学生時代にろくな青春を過ごせてなかった僕はただただみだらなスクールライフを満喫している奴らを全員生まれ変わったらアリになるよう呪いをかけてやりたくて山に籠って武者修行をしたって話を綴りたいんですけど、そんな僕がまるで中毒のようにハマってしまったブツがあるんですよね。



それがハイレモン。

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カルビーのかっぱえびせんよりも

「やめられないとまらない」

こんな危険なブツがあろうことか児童向けの菓子ゾーンに我が物顔で置かれている世の中に皆さんもっと目を向けた方がいいですよ!

これに手を伸ばしたらもう最後、気が付いたら包装紙まで喰らいつくす勢いでひたすら食べ続けてしまう。いわば合法的なドラッグ。売り場で見かけると「おっ、こんなところに」「今回は大事に少しづつたべなきゃな…」と思い購入するのだけれど、いざ目の前にあると「じゃあ・・・まずはひと粒…。挨拶代わりにひと粒だよ」と言い聞かせながら摂取。「ポリッ」という咀嚼音がアナザーワールドへの入り口となる扉を開き、舌の上を転がるその感触と口内を駆け抜ける爽やかなレモンの風味が脳細胞をこれでもかと刺激する。


「カ・イ・カ・ン…!」と脳内の薬師丸ひろ子と乾杯したところで早くもふた粒目に突入。「へっへっへ・・・まだまだコレだけだからなお嬢ちゃんよぉ・・・」と見えぬ存在との会話が始まる。もう幻覚見え始めちゃってる。


若い子たちはすでにこの味を知ってしまっていると思うのだけれども、この味は今世の中のオトナたちが現実逃避にこぞって使う「ストロングゼロ」に近いものがある。実際にイギリスかどっかの某有名なんだかわからん大学の教授モウケ・タイナーの研究著書内の一文で「人間の脳の浅い部分にある幸福度を感じる部分にめっちゃ作用するよコレ」と記されている。なので、今未成年の子たちもオトナになりたかったらこぞってハイレモンを食べてみればいいと思うの。

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もちろん食べすぎは体に害がある(包装紙は体に害があるしお小遣いにも限度がある)ので何事も過剰摂取はよくないよって話になるんだけど、「じゃあ正しい摂取量を守ってイイ付き合い方をすることのが大事じゃん」って見方に変わってくると冒頭の大麻や覚せい剤の話も法律の在り方に疑問を持ってくると思う。


僕はハイレモンの包装紙ごしに見るこの世界が少しでも曇りなき世界になることを、ハイレモンごしに祈っている(ポリポリ)



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