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アルゴ式公開から2ヶ月が経ちました / これからの話

はじめに

アルゴ式をリリースして 2 ヶ月ほどが経ちました。

2021 年 8 月に開始したアルゴ式は現在 2200 人ほどの方が登録しており、アクセス数は 12 万PV/月、合計提出数ももうすぐ 10 万を超えようとしています。毎日 150~200 人ほどの方が問題をコンスタントに解いてくださり、新しく興味を持ち登録してくださる方もじわじわと増えています。(足し算があっていないのは気にしないでください笑)

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嬉しい声もたくさん届いており、中には「数千円で買った本を使うよりもアルゴ式で手を動かして学んだほうが分かりやすかった」とまで言ってくださる方もいます。コンテンツの質で勝負しているつもりなので、本当ありがたい限りです。
プレスリリースや広告を一切打っていないにもかかわらずここまで使っていただけていることははっきり言って桁違いにとんでもないことです。皆様がここまで付き合ってくださっていることがとても嬉しい反面、身の引き締まる思いになっています。

現在アルゴ式を使ってくださっている方々

現在のアルゴ式はコンテンツが置かれてあるがユーザに使い方をほとんど説明しない、まだまだ不親切なサービスです。それでもありがたいことに「新しいものが好きな方」「もともと自分で情報を集めることに慣れている方」が触ってくださっています。主に使ってくださっているのは、「科学オリンピック」という概念を知っているようなハイレベルの中高生、情報科の大学生、エンジニアに限らない知識に貪欲な知識人です。(競技プログラミングを嗜む層と性質は近いと思います。)

これからアルゴ式は誰を対象とするのか

情報科学に興味のある、好奇心旺盛なすべての人です。現在アルゴ式を使ってくださっている人に加え、「学習意欲はあるけど地方住みで周りに情報がない学生」「線形代数をさくっと学び直したいけど今更機会がないエンジニア」「AI やら機械学習やらがはやっているけど結局それがどういうものなのか、正体を知りたい非エンジニア」などの様々なペルソナが考えられます。(これらはすべて実際にいただいている声です。)
再三繰り返しますが、決してエンジニアになるための就活用ツールを提供するつもりではありません。現役のエンジニア / 研究者やその卵にとっても痒いところに手が届くと言ってもらえるような、本質的なものを提供します。

皆様へのお願い

今後のアルゴ式の可能性を探るために皆様にお願いがあります。
情報科学の基礎を学ぶことに興味がある方を紹介していただけませんか。紹介していただければ、私(sak)をはじめとしたアルゴ式メンバーが「アルゴ式の教材を使ったコーチング / ペースメイキング」を行います。読んでくださっているあなたでももちろん構いません。ただし、アルゴ式の取り扱う内容が既知でない方が望ましいです。
今後のサービスの1つとして、アルゴ式メンバーが「アルゴ式の教材を使ったコーチング / ペースメイキング」を行うこと検討しています。具体的にどのような方にどういう需要があるのか、運営にどれくらいの負担がかかるのかを知る必要があるため、現在テスターを募集しています。
もし興味のある方がいらっしゃいましたら、アルゴ式 twitter 公式アカウントのダイレクトメッセージ、または algo.shiki(@)gmail.com に連絡していただけると幸いです。取り急ぎ募集期限は2021 年 10 月いっぱい、コーチング期間は 1 ヶ月としますが、人数次第で募集を締め切らせていただくことがあることをご了承ください。

よろしくお願いいたします🙇‍♂️

おまけ(FAQのようなもの)

アルゴ式で何ができるのか

「情報科学の教養を深める」ことです。(一部を除く)言語やフレームワークのチュートリアルを取り扱う予定は基本的にありません。したがって、就職するためにポートフォリオを作りたい、みたいな思想にはあわないと思います。(コーディングテストの役には立つかも?)
情報科学を学ぶ意義について、 東京大学大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻のホームページ に記載されていますが、まさにそのとおりだと私たちは考えています。

要するに、生物にせよ、宇宙にせよ、機械にせよ、情報の視点がなければ理解することはできないし、作ることも動かすこともできません。そして、情報科学はそのような情報を主役として扱う学問です。生物学でも物理学でも情報の概念は必要ですが、それはあくまで生命現象や物理現象を理解するための脇役にすぎません。それに対して、情報科学では情報を主役に据えます。情報科学とは何かと問われると、これ以上の説明はできないし、する必要もないような気がします。(上記ホームページより引用)

この記事を読んでくださっている方には釈迦に説法かもしれませんが、就活のためなど一時凌ぎの学習では得られない根本的な思考やセンスを得られます。

アルゴ式はどこに向かうのか

アルゴ式は「学ぶ意欲のあるすべての人に、どこまでも学ぶことができる環境の提供」を目指します。
現在は製作者のバックグラウンドが競技プログラミングに偏っているのでアルゴリズムなどのコンテンツが押し出されていますが、将来的にはどの分野も専門的な知識を持つ人がコンテンツを作成し、「情報科学の基礎を学びたいときはアルゴ式を見て勉強すればいい」みたいな世界観をつくりあげます
今公開しているコンテンツの中だと正規表現がまさにアルゴリズムから外れたコンテンツですね。現状はまだまだ量が少ないので、今後こちらも拡充します。(次の画像はコンテンツの例です。郵便番号が正しい形式かを判定する練習問題で、学び進めることで 1 から自分で実現できるようになります。)

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いつまでベータ版なのか

非常にわかります(?)
自分の中では基準がはっきりとしているのですが、ちゃんと言語化できるまでもう少しお待ちください🙇‍♂️

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